鹿児島県 屋久島


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苔の絨毯、大地の息吹

太古の森に会いに行く旅

 世界遺産、屋久島は数多くの古木が息づく“太古の島”である。雨の多い屋久島では、雨水が大地に染み渡り、緑の山々を走り抜け、岩で濾過されついには海へと戻っていく。普段、コンクリートの上で生活している私たちにとって、大地自身が生きており、大きく呼吸している様をありありと感じることができる貴重な場所なのである。
そして屋久島、といえば縄文杉。樹齢推定7,200年もの大木は山の奥深く、ひっそりと守られている。縄文杉へのルートは二つあるが両方ともかなりの山道で、曲がりくねるトロッコの線路や深い森のなかをひたすら往復10時間ほど歩くこととなる。トレッキングシューズやアウトドア用のレインウェアなどの基本的な登山装備は不可欠だ。登山の途中にも多くの珍しい植物や見たこともない巨木との出会い、はたまた屋久鹿との遭遇など、ハイクすること自体に大変意味がある。そうして縄文杉にたどり着いた達成感はこれまた格別だ。
縄文杉登山は無理でも、他にも行くべき場所がたくさんある。映画「もののけ姫」の舞台、白谷雲水峡は特におすすめ。眼前に広がる森林の風景とやわらかな苔の絨毯が心身共にリフレッシュさせてくれる。
それ以外にも屋久島には滝や美しいビーチなど、自然のあらゆる魅力が満載で、それらを巡るエコツアーも豊富だ。自然探訪にシーカヤック、ダイビングなど、体力や滞在時間に応じて選ぶことができる。それでも時間がなければレンタカーで島を一周してみるのもあり。アットホームな島の宿や、屋久サバの薫製がのった屋久島ラーメンもぜひお試しを。
なんか最近元気が出ないなというとき、屋久島を体験してみて欲しい。日本にこんなにも素晴らしい自然があることを思わず感謝せずにはいられないはずである。

問い合わせ 電話:0997-49-4010 屋久島観光協会

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