Damaya


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川沿いにぽっかり 手作りの器と旨い酒に酔う

 雑居ビルの2階。細い階段を上ると赤い扉に「駄ま屋」の文字。扉を開けると3つのテーブルとカウンターというこぢんまりとした空間が広がる。小さな月のライトがぽっかりと浮かび、壁にはモノクロ写真、角には手作りの器が並び、静かにキャロル・キングが流れてくる…。
 ここはいくつかの飲食店で経験を重ねた山田さんが一人で切り盛りする小さなバーだ。バーとはいえ、パスタやピザ、ソテーなど、食事メニューも充実。ワインや日本酒、焼酎など一通りのお酒が揃い、さらに食事メインでも使えるというわけだ。
「縁あって見つけた物件に早3年。何角形とも言えない不思議な空間と、一人でやっていくには丁度いい広さが気に入っています。カウンターだとお客さんとの距離も近いし、料理やお酒を出しながら話すのが楽しいんです」と山田さん。店へのこだわりについて尋ねると「こだわり? ホント、特にないんです」と笑う。しかし、店で使われる器の大半は彼の作品。同じ作り手の作品とは思えないほど、さまざまな表情をもった器たちは、無造作に、当たり前に使い込まれている。料理が映える器、器と調和する料理、酒の味が増す器…。それぞれがバランスよく共存する空間が、ますます客を長居させる。


福岡市中央区平尾1-1-11-2F

092-534-1885

<営業時間> 19:00~3:00(O.S.2:00)
<休み> 不定休
<料金> 珍味ゴロイカ500円、ギンナン塩焼き400円、生ビール500円、焼酎400円、グラスワイン400円、ボトルワイン2500円~、カキとチンゲン草のソテー700円、手羽先の塩焼き500円、ゴルゴンゾーラ800円

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