悠々と流れる筑後川 豊かな文化が香る久留米市
筑後川を中心に広がる久留米の食と文化の歴史
筑後川や耳納連山、久留米絣や城下町の面影を残す草野の町並みなど、広大な筑後平野に豊かな歴史と自然が広がる久留米市。阿蘇の外輪山を源に、有明海へと流れゆく全長143・の筑後川は、春夏秋冬さまざまに表情を変えながら静かに、穏やかに久留米の町に潤いを与え続けています。周辺にはかつて旧藩時代に久留米界隈を治めた有馬氏の繁栄を伝える久留米城趾をはじめ、九州一の修行道場として名高い梅林寺、防衛の一環として寺院が集められた寺町、全国の水天宮の総本宮など、貴重な文化遺産が点在。歴史を身近にふれることのできる文化エリアです。
また、米どころとしても歴史が古く、筑後川周辺にはいくつもの銘酒、老舗の和菓子屋が現存。水に恵まれた豊かな大地から作られる食文化も久留米を語る上で欠かすことのできない魅力のひとつです。さらに、独特の香り、濃厚な味わいで全国的に注目される久留米ラーメンもしかり。一説によると九州ラーメンの発祥地であり、九州各地のとんこつラーメンのルーツでもあるといわれ、日本の食文化に多大な影響を与えているのです。
<<アクセス>> 九州自動車道大宰府I.C.より熊本方面へ約30分。久留米I.C.下車。
おでかけ情報!
■ 鬼夜
1月7日 (金) 大善寺玉垂宮の鬼夜
毎年1月7日に大善寺玉垂宮で行われる大迫力の火祭り。新年の邪気を追い払うことを目的に、長さ13メートル、重さ1.2トンもある巨大な松明に火が灯され、夜空に炎が燃え上がる。数百人の若者によって支えられたその鬼火の火の粉にあたると病にかからない御利益があるとされ、当日は大勢の見物人が訪れる。また、日本三大火祭りのひとつとして全国的にも知られている。
アクセス>西鉄大善寺駅下車徒歩5分。
■ チェック! 地場産くるめ
久留米絣や藍胎漆器、大川家具や八女茶など、周辺の地域から持ち寄られた自慢の逸品が揃う。また、毎月11日地場産の日として、産直野菜の販売なども行われている。
アクセス>九州自動車道久留米I.C.すぐ