みそや仁房


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日本の万能調味料 みそヂカラを感じる

 みそ汁、味噌煮、田楽…と我々日本人の食卓において多大な影響を与えてきた味噌。だがこの「仁房」では、その概念以上の広い可能性を知ることができる。もともとご主人は和食出身、添加物を使わない料理にこだわってきたのだが、その代わりの隠し味としてコクを生み出す味噌を愛用していたのだそう。そして、その”みそヂカラ”をフル活用すべく考え出されたのがこの店のメニューたち。定番と思いきやなんと桶に入って出される味噌汁 (2人前400円~)をはじめ、豚バラごま味噌ちゃんこ鍋 (950円)や自家製オリジナルの赤味噌ガーリックソースを使った炒め物などなど、ほとんどの料理にな んらかの形で味噌が加えられている。「でも、それじゃ飽きそう~」なんて心配はご無用。日本全国ひと口に味噌と言ってもその味は、北に行けば辛口となり 南に行けば甘味が強くなる、などかなりのバリエーションがある。その中から選び抜かれた個性ある9種類に、時には主役・時には脇役として演じ分けてもらうことで、料理にも無限の広がりが生まれるというわけだ。これまた選び抜かれた焼酎や日本酒と一緒に、ひと皿ひと皿の味噌の種類や使われ方を推測しながら味わうのも楽しいかも。“顔が見える店”という言葉が ぴったりフこぢんまりとした店内 (15席)なので、予約をして行くことをオススメする。靴を脱いで掘りゴタツに座っていると、まるで田舎の民家の炉端にいるかのような気分…そんな部屋で母の味のぬくもりを感じながら、そこからさらに発展する新しい味噌の可能性を存分に知らされてほしい。


福岡市中央区薬院1-11-13

092-714-1234

<営業時間>18:00~26:00、日祝日~23:00
<休み>火曜 (祝日の場合は営業)
<料金>お通し 350円、若鶏の唐揚げ コチジャン味噌マヨネーズソース 600円、焼ききりたんぽ田楽 (1本) 300円、焼酎 500円~

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