Bartoro


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「自分が行きたい店を」オーナーのセンスが形になった

 大通りから1本入った細い路地。この “ちょっとわかりにくい”店のロケーションがかえって人々の探求心をそそるのかもしれない、が、だからと言ってここを “隠れ家” と言ってしまうのとはちょっと違う。こんな目立たない場所にあっても、その存在感や開放感のせいか、閉鎖的な雰囲気はまったく感じられないのだ。ひとコトで言うなら “センスがいい店” だろうか。白と黒でシンプルに統一されたインテリア、昼間には通り一面の大きなガラスから自然光が射し込み、夜になると真っ白な磁器の照明から漏れる光で、静まり返った路地がほのかに照らし出される。開放感を感じるのはきっと、そのガラス戸と高い天井、余裕のあるテーブルの配置のおかげだ。そして9席あるカウンターも奥行きが広く取られ、窮屈感がない。
 また、そのセンスには料理にも。スペイン料理を中心に、本格的パエジャをはじめ、カジュアルにも楽しめるようにと、タコのグリーンソースや南蛮漬けなど常時14~15の種類タパス(おつまみ/400円)が選べるようになっている。そして薪を使った自慢のグリル料理もぜひ! 香ばしい香りが食欲をそそり、口に入れた瞬間に肉汁が…これが 薪の風味 なんだ、と実感できるはずだ。
 7月からはランチも始まり、昼から夕方~夜へと姿を変えるこの空間を、好きな時間に好きなように利用できる。もちろんお茶だけでも、あるいは昼間のワインでもOK。「創りたかったのは自分たちが行きたい店だった」というオーナーの想いが結晶となったカフェレストランだ。


福岡市中央区薬院3-1-14

092-531-1099

営業時間: 11:30~01:00
休み: 火曜
料金: チャージなし、自家製スモークサーモン入り バルトロサラダ 1,000円、シチリア風ボッタルガのリングイネ 1,200円、イカ墨のパエジャ 1,600円、エスプレッソ350円、プリン300円

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