丁寧に削られた丸氷に琥珀色のウィスキーを滑らせるように注いだグラスを、落ち着いた灯の静かな店内で傾ける。そんな大人の時間を過ごすことができるウィスキー専門のショットバーが天神にある。1990年にオープンして以来、JBLの名機”ハーツフィールド”を名前にもつ同店のカウンターに立つのは店長、笠井祐二さん。世界的にも評価が高まっている日本産ウィスキーはもちろん、約300種類のウィスキーが店内に鎮座するが、常連をはじめ多くの客が注文するのは、ハウスウィスキー。個性豊かなシングルモルトを重ねるように合わせてホワイトオークの樽で寝かせたオリジナルブレンドのウィスキーは、バランスがよく、ロックでもハイボールでも楽しめる。しっとりとしたサウンドのジャズを聴きながら、店内で燻製する芳しいピーナッツとウィスキーで、雑多な日常から非日常へとタイムスリップと決め込んではどうだろうか。
メニュー(税別|チャージ¥600)
ハウスウィスキー¥1,000(1ショット)、シングルモルトウィスキー¥1,500、レーズンバター¥600、ビーフジャーキー¥800、チョコレート¥400
※2019年10月1日以降、消費税率変更に伴い価格の変更がある場合があります。
・外国語メニュー:無
・カード:利用可(VISA、Master Card、DC、American Express)
・予約:不可
・喫煙
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn231, Mar. 2018)