博多駅から徒歩圏にありながら、由緒ある寺社が点在し、趣ある町並みが残る御供所町。この地で製鉄所を営んでいた祖父から、モノづくりの精神と屋号を受け継いで、店主・鎌田崇裕さんは日本酒とイタリアンの酒場、鎌田製作所を2017年にオープンした。同店の目玉である、九州では滅多に飲むことができない日本酒と、イタリアと日本の自然派ワインは、旨いものを求めて全国の生産者を訪れるパートナーの梅澤豪さんが厳選したもので、二週に一度程度更新される。自分の舌やラベルに任せて選ぶのもいいが、まつわるストーリーや味わいが個性豊かなものも多いので、日本語を話す人と一緒に訪れると“鎌田製作所”を堪能できるはずだ。好みの一杯を注文したら次は料理!完全無農薬・自然栽培の農家から直接仕入れる野菜を使ったサラダに日本酒を使ったドレッシングを合わせたり、トマトと八丁味噌で味を整えたレバーパテなど、素材と酒との相性にこだわったメニューが揃う。店内の釜で焼くピザも、国産のフレッシュモッツァレラと長崎産生カラスミなど、思わず唸ってしまうような絶妙な組み合わせだ。築80年程の古い民家を改装した落ち着いた雰囲気の店内で、ちょこちょこと種類豊富に料理をいただく居酒屋スタイルを楽しもう。
メニュー(税別):日本酒¥600(グラス)、熟成酒¥800(グラス)、焼酎¥500、グラスワイン¥900〜、スパークリングワイン¥700〜、生カラスミのクリスピーピザ¥1,400、旬野菜のピザ¥1,500、チーズ3種¥1,100、レバーパテ(自家製バケット付)¥700、日本酒ソースのサラダ¥750、バリカタペンネ¥550、トリッパのトマト煮込み¥1,120、晩酌セット(瓶ビールor日本酒&おつまみ3点)¥900
※2019年10月1日以降、消費税率変更に伴い価格の変更がある場合があります。
・外国語メニュー:なし
・カード:利用可
・予約:可能
・禁煙(2階喫煙可)
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn236, Aug. 2018)