博多が全国に誇る名物・モツ鍋。東京をはじめ日本各地に続々と専門店がオープンし、もちろん福岡にその多くが集まっている。終戦直後の食糧難の時代、当時安価だったホルモンをアルミ鍋で炊いて食したのがルーツとされる鍋料理。そんな庶民の味も時代とともに、さまざまな変化を遂げてきた。味わいは店によりそれぞれで、スープの種類から具材まで千差万別。その多彩さにどこで食べるか迷ったときは、はずれなしの人気店を選ぶのもひとつの手だ。料亭街のシックで閑静な趣を今に残す西中洲にある「もつ鍋慶州西中洲店」は、市内の老舗焼肉店「焼肉慶州」の姉妹店で、来福した著名人も多く来店。鹿児島から入るモツを使用し、肉の専門店ならではのハイクオリティと、火を通す前の生モツが美しいピンク色でアクが出にくいのは鮮度の良さを物語っている。スープの味・種類も豊富で、しょうゆ味、白味噌味などの定番もあるが、人気No1は塩テール味。牛テールを5、6時間煮出し、白菜や玉ねぎなどスープに合わせた野菜を入れた上品な旨味が特徴だ。自慢のモツ鍋の他にも、ロースの炙りなど焼き系メニューも充実し、肉料理との相性が良いワインも約30種類揃う。個室もあるスタイリッシュな店内は、落ち着いて食事をするにもぴったり。
もつ鍋 慶州 西中洲店
住所:福岡市中央区西中洲2-17
営業時間:17:00~翌1:00(L.O. 24:30)、日祝は〜24:00(L.O. 23:30)
定休日:無
Tel:092-739-8245
メニュー:
博多もつ鍋しょうゆ味¥1,200、もつ鍋塩テール味¥1,300、もつ鍋白味噌味¥1,200、石焼ホルモン¥1,200、シメちゃんぽん玉¥200、シメ韓国めん¥300、シメ雑炊セット¥300、和牛ひと口ギョーザ(10個)¥550、生ビール(中)¥600、ボトルワイン¥2,500〜
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn167, Nov. 2012)