博多うどんにはない、この“コシ”!
ここは、福岡のフードエディター達が、福岡の人にも博多うどんとはまた違う美味しさの讃岐うどんを食べて欲しいと始めた店だ。人気の秘密は、そのこだわり抜いた、本場讃岐うどんシステム。本場、香川でよく見られるのが、製麺所のラフな雰囲気の中で出来たてのうどんを最小限の味付けで食べるというもので、中には客が自分でネギを切るという、見事なセルフぶりの店もあるほど。この店ではさすがにそこまではないが、自分でうどん注文コーナーへ行き、天ぷらやおにぎり類コーナーで好きな一品メニューをゲット。会計を済ませた後に、さあいただきます、という流れとなっている。じゃあそのうどんのお味はというと、麺はシコシコと“コシ”があって、ツルルっとすすった時にうどん麺の断面の四角さをしっかりと感じるほど。そしてその讃岐麺を「ひやし(冷やしうどん)」「ぶっかけ(ぶっかけうどん)」「かまあげ(釜あげうどん)」「かまたま(釜卵うどん)」など、様々な食べ方で頂くことができる。そして他にも楽しみ方があった。じゃこ天や半熟たまご天など福岡ではまだ珍しい天ぷらを肴に、これまた滅多にお目にかかれない香川の銘酒をちびり。そして、美味いうどんをシメにという素晴らしいフルコースも可能なのだ。
中央区渡辺通4-11-3 1F
092-732-0537
11:00~0:00(日祝日~22:00)
無休
しょうゆ(小290円/大390円)、ぶっかけ(小340円/大440円)、かまあげ(小340円/大440円)、ちくわ天100円、ゲソ天100円、玉子焼100円、凱陣(香川の日本酒)690円~
Originally published in Fukuoka Now magazine (fn102, Jun. 2007)