酒店の一角での立ち飲みを角打ちというが、大名の真ん中に65年前からある酒屋、小谷酒舗も焼酎23種類、日本酒26~27種類ほか各種お酒が飲める角打ちだ。居酒屋やバーで提供される約半値ほどの価格に驚かされる。「美味しいお酒を安く出せるのが酒屋の強み」と話すのは店長の小谷昌弘さん。価格が安いことで回転率が上がり、客はお酒を新鮮な状態でいただけるという好循環が生じているそう。旅好きの小谷さんは、自身が2年間留学していたオーストラリアで、人々が早い時間からお酒を楽しんでいるパブの雰囲気に影響を受け、角打ちコーナーの営業時間や支払いをキャッシュオンスタイルに変更した。店頭に並ぶ全商品が購入可能で、その場でボトルを開けて楽しむことができるので、まずはグラスで試して、気に入った銘柄を土産に持ち帰るのもいい。なお角打ちは長居する場所ではないので、フードメニューはおつまみ程度のみ。”サクッと飲んでサクッと次の店へ”が格好良い角打ちの楽しみ方だ。
メニュー:
白糸本醸造¥260、東一純米酒¥330、伊佐美¥350、三岳¥350、グラスワイン¥290、牛すじ煮込み¥390、あたりめ¥340(ボトル700ml以上は+¥200、未満は+¥30。水・氷・湯が必要な場合は¥200/人)
※2019年10月1日以降、消費税率変更に伴い価格の変更がある場合があります。
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn218, Feb. 2017)