2019年8月に開店したばかりにも関わらず、博多ラーメンの名店に仲間入りしたと言っても過言ではない、「中洲川端きりん」。ラーメンは豚骨、醤油、つけ麺の3本柱。それぞれに使う材料から炊き時間まで異なるスープ、そして、スープごとに異なるタイプの麺を合わせ、随所に抜かりはない。なかでも一番人気の豚骨ラーメンは、福岡の麺通をも唸らせるほどの完成度の高さ。一口目に感じる豚ゲンコツが主体の豚骨スープのパンチの強さと、食べ進めるほどに旨味がじわじわと広がるバランス感が秀逸だ。麺は、歯切れの良さと食べごたえを両立させる中細ストレートを用い、スープとの絡みも抜群だ。それもそのはず、厨房に立つスタッフはフレンチやイタリアンなど他業種で料理の技術を磨き、ラーメン業界でトップを目指すために集結した精鋭揃い。行列必至の人気店なので、ランチタイムは時間をずらして訪れることを勧める。18時以降は、中から肉の旨味スープが溢れ出る「肉汁餃子」もメニューに加わる。
メニュー(税込):豚骨ラーメン¥650、つけ麺¥880、辛味噌つけ麺¥900,醤油ラーメン¥750、チャーシュー丼¥350、肉汁餃子5個¥580、盛りチャーシュー¥480、めし¥150〜、卵かけごはん¥250〜、生ビール¥500、瓶ビール¥500、日本酒¥500、焼酎¥500、レモンサワー¥500、ハイボール¥500
*外国語メニュー:無 / カード:利用不可(券売機) / 予約:不可 / 21:00〜閉店まで喫煙可能
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn256, Apr 2020)