Food & Drink

茶料 山科

きに渡って製茶問屋を営むお茶のプロが「日本茶を美味しく飲める場所」として福岡の赤坂にオープンした「茶料・山科」。店の中心をゆっくりと囲むカウンター席に腰を下ろすと、落ち着いた照明と心地よいBGMに包まれます。

Saryo Yamashina, 茶料 山科

緑茶の名産地・九州で、祖父の時代から営む「山科茶舗」の代表であり、ここ「茶料・山科」の店主・山科康也さんは、日本茶の最上級資格といわれる日本茶鑑定士です。どこのお茶の産地が良いか、どの生産者のお茶が美味しいのかを自ら調べ、買付を行い、仕入れた茶葉は、自社工場で熟練した職人が製茶をし、ストレートで販売したり、ブレンドを行ったりして美味しく飲めるお茶を日々探求しています。

福岡の八女、鹿児島の知覧、長崎の彼杵、佐賀の嬉野、宮崎の高千穂など、緑茶の産地が多い九州では、生産量よりも個性や品質を重視する生産者が増えているため、多彩なお茶を楽しめます。例えば、和紅茶もその代表格で、緑茶の茶葉で作る紅茶「和紅茶」は、真摯に取り組む生産者が増えた影響で、ここ数年で目を見張るほど品質が向上しました(まるで日本ワインと同じような流れが垣間見れます)。

また、抹茶のように玉露や煎茶も飲むプロセスを楽しんだり、お茶をソーダやシロップとブレンドしたり、スイーツとのペアリングなど、お茶をガストロノミーとして楽しむ方法も広まってきました。

Saryo Yamashina, 茶料 山科

ここ茶料・山科では、お茶だけをいただくこともできますし、オリジナルのお菓子と合わせたセットもあります。中でも、茶料・山科が目指すスタイルを堪能できるのは、産地はもちろん、生産者の顔が見えるお茶や食材を使ったお茶とお菓子のスペシャルコースです(コースは予約が必要です)。季節ごとにお茶の品種も淹れ方も変わりますし、デザートも、旬の新鮮な食材を使ってお店で手作りします。

Saryo Yamashina, 茶料 山科

<8月のコース> *要予約
・サンルージュ(鹿児島県徳之島)
・八女伝統本玉露(福岡県黒木町)
・お菓子(茗荷、喜界島産の白胡麻、八女産おくみどりの抹茶)
・煎茶(福岡県星野村)
・お菓子:ようかん(佐賀県産スイカ、煎茶)
・有機和紅茶(鹿児島県・屋久島)+白桃烏龍茶(台湾)+小夏
・お菓子:パフェ(小夏(ニューサマーオレンジ)白桃(山梨)有機レモングラス(佐賀県武雄)白桃烏龍茶(台湾)
・抹茶(山科ブレンド抹茶:福岡・八女&京都・宇治)

最初に出てきたのは、珍しい日本茶「サンルージュ」。強い日光を浴びて育つ緑茶の新種で、酸を加えると鮮やかなピンク色に変わります。

Saryo Yamashina, 茶料 山科

お菓子は、東京・神楽坂にある日本茶の新知見をスイーツを通して追い求めるデザートコースの専門店「VERT(ベール)」のオーナーパティシエ・田中俊大氏の監修です。

Saryo Yamashina, 茶料 山科

透明感のある日本茶に寄り添いつつ、食感や味の奥行きで楽しませてくれるオリジナルレシピのスイーツは、お茶のコースを盛り上げてくれます。

福岡は日本最高峰の玉露「八女伝統本玉露」の産地です。低温で抽出して旨味を引き出したお茶は、口の中で広がる香りを楽しみます。1煎目、2煎目、とお湯の温度と蒸らし時間を変えて一杯ずつ提供されるお茶は、それぞれの味わいの変化も楽しむことができます。最後は、玉露の茶葉をいただきます。

Saryo Yamashina, 茶料 山科

コースのメインはパフェ。美しいスプーンでくいっとすくって召し上がれ。レイヤーになったパフェは、混ぜ合わせることで異なる領域の味わいへと昇華させてくれます。お茶のカクテル。鮮やかな色味も、ふんわり華やかな香りとやさしい甘みがクセになるアイスティーと合わせて。

Saryo Yamashina, 茶料 山科

最後は、山科さんの真骨頂、合組(ごうぐみ)による抹茶です。
お茶の味を知るプロだからできるブレンド(合組)は、味がしっかりしている京都の抹茶と、香りがいい八女の抹茶の組み合わせです。90分ほど続いたお茶とスイーツのコースの締めに最適なように、香り高くもキュッとしまった味わいの抹茶を、通常の抹茶茶碗の半分ほどの量でいただきます。

Saryo Yamashina, 茶料 山科

メレンゲのお菓子「ヴァシュラン」。竹炭を使ったメレンゲの上に、宮崎産マンゴーや出雲のバラの花びらを散らした見た目も麗しいお菓子。このお菓子は、桃花烏龍+屋久島紅茶+小夏のカクテルにぴったりです。

Saryo Yamashina, 茶料 山科

コースでいただくお茶は、購入することができます。お茶も鮮度を大切にしますので、飲み切ることができる量を購入するために、定期的に足を運ぶのが従来より親しまれてきたお茶屋さんとの付き合い方です。それぞれのお茶に適した温度を教えてもらったり、新しいお茶を教えてもらったり…。緑茶をライフスタイルに取り入れると、器や食などの新しいカルチャーも見いだせそうです。

メニュー(税込):お茶と季節のデザートコース¥6,500、お茶とお菓子(ヴァシュラン)のセット¥2,500、玉露+お茶菓子(2種)¥4,300、炒りたて焙じ茶(茶菓子付き)¥2,600、抹茶ソーダ¥1,100、他

Saryo Yamashina, 茶料 山科

 

茶料 山科
Address : 福岡市中央区赤坂1-5-3-2F [ MAP ]
Open : 11:00〜20:30 L.O. / shop 10:00〜20:00
Close : 火曜
Category
Japanese
Cafe
Sweets
Chuo-ku
Published: Aug 7, 2023 / Last Updated: Aug 7, 2023

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