Food & Drink

新世界 檳榔の夜

をくぐれば新世界 夏の夜の幽玄な食卓

「檳榔(びんろう)」とは、ヤシ科の植物の実で噛みタバコのような台湾の嗜好品である。そこから連想される、台湾の街角の心地よく雑多なパワーに満ちた様子。「そんな妖しげな雰囲気を出したかった」という店内は、台湾の屋台を模したブルーのカウンターが鎮座する、まさに異世界。なのになんだか懐かしい気持ちになる不思議な空間だ。
そんなお店の一押しは魯肉飯(ルーロンハン 399円)。ご飯に皮付き豚肉と煮卵、高菜をたっぷりのせた、台湾ではお馴染みの味だ。そしてぷるぷるの水餃子(714円)も欠かせない。やや厚めの皮をかぷっと噛むと、ジューシーな肉汁と五香粉(ウーシャンフェン)の香りがあふれるオリエンタルな一品である。他にも各種炒め物、麺など、台湾だけでなくインドネシアや沖縄のテイストを盛り込んだ料理が揃う。お酒もアジアのビールをはじめ、紹興酒などの各種中国酒(なんと30種!イグアナ酒や三蛇酒なんてのも)がズラリ。台湾の地名がついたオリジナルカクテル(725円~)、自家製果実酒(各525円)もおすすめだ。食べて呑んでまだいけるクチには檳榔パフェ(399円)でまったりシメるのもいいだろう。
活気あふれる店内と、ロウソクの灯に照らされた中庭に見とれつつ台湾ビールを空けるうち、いつしかココロが南の異国に飛んでいっていることに気づくはずだ。

新世界 檳榔の夜
福岡市中央区警固2-3-26 大升ビル
092-713-3531
<営業時間>18:00~2:30 O.S.
<休み>日曜
<料金>チャージなし エビとアスパラの荒炒め 899円、台湾腸詰め 610円、生ビール(キリン)504円、台湾ビール 630円、紹興酒・カメ出しデキャンタ大1,470円 小945円

Originally published in Fukuoka Now magazine (fn66, Jun. 2004)  

Category
Chinese
Fukuoka City
Chuo-ku
Published: Jun 1, 2004 / Last Updated: Jul 5, 2017

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