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ヒッチハイクのススメ

ッチハイクってテレビの中の世界だと思ってない?4年間で3大陸制覇したヒッチハイカーの僕から言わせてもらえば、日本ほどヒッチハイクしやすい国はないよ。みんなとっても親切で、自分の通り道でもないのに100キロほど離れたところに連れて行ってくれた人もいたし、宿を提供してくれた人や居酒屋に連れて行ってくれた人はもう数えきれないほど!先日も糸島でサーフィンをするのに、前原の田舎道で友人とヒッチハイクにトライしたら10分もしないうちに車が止まってくれた。運転をしていた彼女もサーファーで、偶然にもフクオカ・ナウの7月号の表紙を飾った甲斐貴美子さんだったんだ(笑)。とにかくヒッチハイクは楽しい。たくさんの人との出会い、その土地の文化を知り、観光バスなどは絶対に通らない道を通り、日本人の「心」というものを、かなり深いところで理解できるような気がする。何よりヒッチハイクはお金がかからない。それに国際交流という意味では個人レベルでコミュニケーションを深めることができるのだからスバラシイ。ただ一つ、日本に望むことと言えば、ヨーロッパでは当たり前のヒッチハイカーポイント(ちゃんと看板があって、運転手が拾いやすいように道路幅を確保したポイント)を作ってほしい。田舎ではそんなに必要ないけど、都市部の高速道路の入り口に作ってもらえると助かるんだけどな。ではここで、ヒッチハイクを楽しむコツをいくつか伝授しよう!
一、運転手が見つけやすいポイントで笑顔で待つべし。
一、もしも止まってくれたら短い会話で運転手とのフィーリングをチェック。ドアが開いた瞬間、酒臭いなと思ったらまずその車は避けるべし。
一、ヒッチハイクに成功したら、旅の話などをしながら英語も少し教えてあげよう。僕の経験上、人は自分の地元の話をするのが大好き。うまくいけば観光スポットに連れて行ってくれることも。
一、安全のため知り合いにヒッチハイクをすることを知らせ、携帯を持って行くべし。女性はなるべく2人以上で、夜間は避けること。
一、柔軟であれ。目的はあってないようなもの。いつまでにどこに行く、なんて決めるとストレスの素になるぞ。
とまあこんな具合で、とにかく目からウロコのアドベンチャー体験ができるから、バックパックに荷物をつめて、ヒッチハイクに出掛けよう。そしてヒッチハイカーたちは旅の話をどんどん伝えてほしいな。ヒッチハイクを楽しむ人がもっと増えると思うよ!みなさん、ドオデショ?

Originally published in Fukuoka Now magazine (fn81, Sep. 2005)

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Fukuoka City
Published: Sep 1, 2005 / Last Updated: Aug 1, 2019

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