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ヴァンサン・ルフランソワ


福岡でフリーのイラストレーターとして活躍中のヴァンサン・ルフランソワは、幼い頃よりバンド・デシネ(フランス漫画)に強く心を引かれ続けてきた。パリで造形芸術を学んだ後、フランス外務省より派遣されて福岡にやって来たのが18年前。来日当初は九州日仏学館に勤めていたが、1995年にイラストレーターとしての仕事を開始して以降は、順調にJR九州、週刊朝日ウィークリーやNHKなどで多くのイラストを手がけてきた。そして、ついに03年に彼の個人アトリエ、アトリエ・デカレをオープンさせる。日本に住むフランス人として、日本とフランスのちょうど中間でどちらの国の文化にも完全に馴れ合うことなく、常に少し離れたところから少し違った角度で物事をとらえることにこだわるヴァンサン。このこだわりは、フランス語で「風変わり」を意味する「デカレ」というアトリエ名に反映されている。ヴァンサンのこの姿勢は、日本の漫画をフランスのマーケットに売り込むフランスの出版社「カステルマン社」から高く評価されている。そんな彼の最新作は、今月、九州日仏学館で行われる「日本とフランスにおけるイラストレーション」内に展示されている。

www.atelierdecale.net

出身:ルーアン、フランス
日本滞在歴:18年間
職業:フリーイラストレーター

Originally published in Fukuoka Now magazine (fn137, May 2010)

Category
People
Fukuoka City
Published: May 1, 2010 / Last Updated: Aug 1, 2019

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