暮らしの中にアートを増やし、アーティストを支援する目的で始まった「Fukuoka Art Next(FaN)」プロジェクト。関連イベントが福岡市内のあちこちで開催される「FaN Week」が今年も9月に行われます。今回で3回目を迎えるFaN Weekは、アジアの現代美術やアートコレクターおすすめの作品を鑑賞したり、アーティストと一緒に作品制作をしたり、注目のアートフェアで作品を購入したりと、楽しみ方はいろいろ。お気に入りのアーティストやアート作品を探すチャンスです。
Fukuoka Art Next Week(FaN Week)
・期間:9月14日~9月29日
・会場:福岡市美術館、福岡市アジア美術館、福岡城跡、アーティストカフェフクオカ、他

FaN Week 2024期間中は、メインとなる6つのアートイベントと、福岡の街のあちこちでアートに関連するイベントが行われます。
1.コレクターズIIIーTurning the Worldー
いつもは一般の目にふれることがないアートコレクターが所有するコレクション。この特別展示は、現役アーティストの作品を積極的に収集している2名のコレクター(植島幹九郎 / UESHIMA MUSEUM館長、高橋隆史 / 株式会社ブレインパッド取締役会長)が、自身のコレクションから代表的な24点を展示します。アートを愛するコレクターたちが、どんな作品を所有しているのか興味津々です。同時開催の西日本シティ銀行コレクション展は、地元の銀行で頭取を務め、現代美術のコレクターとして有名だった故・四島司氏のコレクションで構成されています。

今津 景《Moment》2008年

許寧(シュ・ニン)《Season, Letter》2019年
Photo by Kenji Takahashi © Xu Ning, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
・期間:9月14日~10月14日
・会場:福岡市美術館2階 特別展示室
・観覧料:一般¥200、高大生¥150、中学生以下無料
2.福岡城アートプロジェクト 福岡城跡電磁盆踊り
アーティストでありミュージシャンである和田永が中心となり、古い家電を楽器に再生して演奏するプロジェクト「ELECTRONICOS FANTASTICOS!」。開催前からワークショップや公開リハーサルなどを実施して、市民と交流しながら作品をつくり上げていきます。パフォーマンス当日は、日本の伝統的な夏の行事である盆踊りをモチーフに、福岡城跡に櫓を組んで、楽器を演奏したり、踊り子たちが盆踊りを繰り広げます。パフォーマンスを鑑賞したり、一緒になって踊ったり、自由に楽しめます。


Photo by Mao Yamamoto
・期間:9月22日(※予備日9月21日)
・会場:舞鶴公園三ノ丸広場
・観覧料:無料
3.福岡城アートプロジェクト 福岡現代作家ファイル2024
福岡を拠点に活動する2名のアーティストが、福岡城跡を会場に個展を開催します。いずれも福岡アートアワードを受賞した、将来を期待されるアーティストです。soh souen(ソー・ソウエン)は生にまつわる事象を身体との関わり合いを通して考察する作品を発表。山本聖子は子ども時代を過ごしたニュータウンでの生活や違和感から作品制作をスタートしています。参加者と協働しながら制作した出品作品は、視覚・聴覚・嗅覚など五感をフルに刺激するユニークな作品になる予定です。
・期間:9月14日~9月29日
・会場:福岡城周辺(下之橋御門・伝潮見櫓)
・観覧料:無料
左:山本聖子、右:ソー・ソウエン

山本聖子《白色の嘘、滲む赤》2023 年 映像(3 面同期 20 分 33 秒)、プロジェクター、鉄筋のついたコンクリート片、鉄スクリーン、電熱器、ポンプ、チューブ、バケツ、人の汗と同じ濃度の塩水
撮影:川崎一徳

ソー・ソウエン《Bellybutton and Breathing》映像インスタレーション 映像(カラー、サウンド)モニター2022年 撮影:野村如未

山本聖子《酔っ払った家と白いテーブルクロス》2020 年
4.福岡アジア美術館アーティスト・イン・レジデンスの成果展「空と地のはざまで」
福岡アジア美術館では、毎年国内外からアーティストを招聘し、福岡での滞在を通じて作品を制作するアーティスト・イン・レジデンス事業を行っています。今年滞在する6名のアーティスト(インドネシア・パキスタン・神奈川・福岡)が、福岡滞在中に制作した作品を発表する成果展です。作品制作ではワークショップなどを通じて地元のアーティストや市民と交流し、展覧会ではギャラリートークなども予定されています。
・期間:9月14日~9月29日
・会場:Artist Cafe Fukuoka
・観覧料:無料

左:安田 葉、中央:レガ・アユンディア・プトゥリ Photo by Bayu Rizki Maulana、右:マハブブ・ジョキオ

左:エコ・ヌグロホ、中央:浦川 大志、右:上村 卓大
5.福岡アジア美術館開館25周年記念コレクション展 ベストコレクションⅡーしなやかな抵抗
充実したアジアアートのコレクションを誇る福岡アジア美術館は、今年開館25周年を迎えました。第2回となるベストコレクション展では、既存の美術のあり方を問い直し、鋭い批判精神を貫くことで、世界にアジアアートの存在を知らしめたスターアーティスト8人の作品を展示します。新たに収蔵された鬼才ホワン・ヨンピン(中国)の「駱駝」も見逃せません。アジア現代美術のパワーを感じられる作品群を紹介します。
・期間:9月14日~2025年4月8日
・会場:福岡アジア美術館7階 アジアギャラリー
・観覧料:一般¥200、高大生¥150、中学生以下無料
![ルー・ヤン[中国]《子宮戦士》2013-14年](https://i0.wp.com/www.fukuoka-now.com/wp-content/uploads/2024/08/fn_gofukuoka-fan-week-cl-001.jpg?resize=1400%2C784&ssl=1)
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リン・ティエンミャオ(林天苗)[中国]《卵 #3》2001年
6. ART FAIR ASIA FUKUOKA 2024
今年で9回目の開催となる、アジアをコンセプトとした国内唯一のアートフェアです。国内外約90のギャラリーが参加して、アジアや九州のアーティストにフォーカスした作品の展示・販売を行います。また、国内外の美術館、大学、企業、アートフェアと連携して、ギャラリーとは異なる視点で作品を展示するコーナーもあります。アーティストが会場にいる場合もありますよ!
・期間:9月20日~22日
・会場:福岡国際センター
・観覧料:前売券¥2,500、当日券¥3,000(いずれも3日間通し券)

紹介した6つのメインイベント以外にも、工事現場の仮囲いなどをアーティストの発表の場にしようという取り組み「Fukuoka Wall Art Project 2024」や、天神や博多のデパートやギャラリーでも、アートに関連するイベントが多数開催されます。いつにも増してアートにあふれる福岡の街に繰り出しましょう!









