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大型クルーズ船、ぞくぞくと博多港に寄港

々福岡を訪れる外国人客は増えています。現在、国際定期航空路線は全部で17路線、1週間に316便*が発着しています。空路で結んでいるのは中国、台湾、韓国および東南アジアを中心に16都市、2006年度の利用旅客数は221万1千人(日本人含む)。また博多港国際ターミナルから釜山港を結ぶフェリーと高速船の利用客は年間約84万4千人(2007年・日本人含む)で、福岡市は今、アジアから注目されている都市だといえるでしょう。

そして今年、福岡市の博多港に中国発着のクルーズ客船が22回寄港することになりました。4月初旬から10月まで、およそ合計で3万2千人が訪れます。福岡市は中国・上海から船で約1日で到着、日本の主要都市の中でもっとも近く、また博多港から天神やキャナルシティなど買い物に便利な都心が近くて便利だと、注目を集めているのです。

上海を出発し、福岡や韓国・済州島などを5~7泊の日程で巡るクルーズ船「ラプソディ・オブ・ザ・シーズ号」が今年の4月5日から5月4日にかけて計6回、博多港に寄港しました。船の大きさは78,491トン、定員2,435人で、博多港に入港するクルーズ船としては「飛鳥Ⅱ」を抜いて過去最大の大きさでした。歓迎式典では、博多金獅子太鼓の披露や芸者さんたちのお出迎えなどで歓迎ムードを演出しました。クルーズ客は入国審査を済ませ、バスに乗り換えて天神に出向き、免税品の特設広場や博多人形売り場などを訪れました。このクルーズ船寄港をきっかけに、中国で普及している「銀れんカード」を導入する流通施設も増えたようです。

今後も7月9日から10月9日まで定員1,072人の「コスタ・アレグラ号」が計16回寄港しますし、来年2009年も外国クルーズ船が計34回寄港する予定です。北京オリンピック以降、中国人の海外旅行は急増するといわれており、福岡市の経済活動に及ぼす波及効果は大きいと思われます。おもてなしの都市として、さらにサービス向上を図っていきたいですね。

Originally published in Fukuoka Now magazine (fn116, Aug. 2008)

 

Category
Art & Culture
Fukuoka City
Published: Aug 1, 2008 / Last Updated: Jun 13, 2017

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