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スタジオクラ展覧会

START: Sep 24, 2022 END: Sep 25, 2022

島にあるアートギャラリー、Studio Kuraでは世界各国からアーティストが訪れ、数カ月間滞在しながら制作に励むレジデンスプログラムを行なっている。プログラムの最後には、その成果を発表する展示会が実施される。今回は9名のアーティストによる作品が展示される。

01. Eugenio Nuzzo / エウジェニオ・ヌッツォ(Italy)
“Mr.Concrete & other placesI” / Exhibition style: Painting

パリに住む建築家でありアーティストでもあるイタリア出身のエウジェニオ。長年にわたり、建築図面、表現技法、そして、建築芸術とイメージ文化の境界線に関心を深めています。ある場所や建築物の個性についての作品”Mr.Concrete and other places “を発表。日本、特に糸島の田舎で出会した、自律した生命体のように見える場所、風景の中の本当のキャラクターのように見える場所を、見えない目、隠れた目で観察し、携帯電話で写真を撮り、その場所の肖像画を描いています。

Studio Kura Resident Artist Exhibitions, スタジオクラ展覧会

02. Sanae Nicolas / サナエ・ニコラス(France / Japan)
“SNACK TSUREAI” / Exhibition style: Drawings

1992年に生まれ、幼少期を日本とフランスで過ごしたサナエ。その創造性と建築的実践から、高級メゾン「エルメス」でセットデザイナー&ビジュアルアーティストとして働き、2019年と2022年にパリのエルメスのウィンドウのゲストアーティストを務めた。スタジオ・クラでは、日本やフランスのブランドとのコラボレーション、雑誌社からの依頼など、様々なプロジェクトを進行中。刺繍、ペインティング、色鉛筆、和紙、キャンバス、テキスタイルなど、さまざまな技法を用いて、サナエの世界を表現。レジデンスの後半は、サナエにとって、ここで暮らすという非日常的な日常に関連した新しい創作に専念し、次回の展覧会で発表予定。

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03. Anna Abl / アンナ・アブル(Austria)
“Daydreaming” / Exhibition style: Ink and watercolor illustrations

オーストリアを拠点に活動するフリーランスのイラストレーター。現在、建築を勉強しながらアルバムカバーや子どもの絵本のイラストを手がけている。ファンタジーの世界とそこに登場する不思議な生き物たちがインスピレーション源。既存の環境をファンタジーや不思議と組み合わせ、自分自身の世界を作り上げます。滞在期間中は伝統的な素材を探求し、ペインティングの大半は墨、そして一部を水彩で制作。

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04. Georgia b Smith / ジョージア・ビー・スミス(USA)
“Diffuse Bodies” / Exhibition style: Installation

ダンスと建築製作の経歴をもつジョージア。ダンスカンパニー Leimayの元メンバーで、2016年にはBAM Fisherで「Borders」を初演。「Polite Structures」としてベルリン、プラハ、アムステルダムでのツアーを終え、パフォーマンスと義肢を兼ねた着用可能な建築要素を組み合わせた作品を発表。ミシガン大学で修士号を取得し、ソフトロボティクスと彼女のパフォーマンスを組み合わせた最新シリーズ「Cavernous Bodies」は、本展示の元となっています。

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05. Alice Ford / アリス・フォード(Australia)
“Unthings’ and the image I would like to use is below” / Exhibition style: Installation

アーティストであり、建築学を専攻し、西オーストラリア州ワヤラップのWhadjuk Noongar Countryを拠点に活動しているアリス。アーカイブ・リサーチと現場観察を元に、絵画、ドローイング、コラージュ、文章を通して世界を描きます。今回の展覧会「Unthings」においては、物語の力に着目。コラージュ、ライティング、ドローイング、フィルム写真などの実験を通して、来場者の会話に参加するためにスタジオを開放し、オープンスタジオを行います。

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06. Nick Uglow / ニック・ユグロー(USA)
“Perceptions of Comfort ” / Exhibition style: Painting

北カリフォルニアで生まれ育ったアメリカ人アーティスト、ニック。現在、カリフォルニア大学サンタクルーズ校(UCSC)のファインアート学士課程に在籍4年目です。Perceptions of Comfort(2022)は、様々な刺激に関連した快適さと不快さの二重性から描かれた刺繍油絵シリーズ。日記や自分の経験、そしてアンケートやインタビューに基づいて、ペインティングを制作。すべてのペインティングには刺繍が施されており、触覚的、さらには視覚的に鑑賞者をその空間に定着させることを目的としています。彼のシリーズ作品は、最近の世界的なパンデミックに関連する快適さと前進する方法について考えるよう、見る人を誘います。

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07. Sabina Kafkova / サビナ・カフコワ(Czech Republic)
“Perceptions of Comfort ” / Exhibition style: Painting

西ボヘミアの芸術学部でイラストレーションと版画を勉強中のサビナ。様々なスタイルのドローイングを通じて芸術表現に焦点を当てようとしている。 多くのグラフィックテクニックを使用できるクリエイターであるサビナは、日本では何が本当に神聖なのか?を追求。枠にとらわれず、現代の日本人にとって大切な日常を考えてみるために、普段見過ごしているありふれたものに新しい価値を見出そうとしている。

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08. Colin Peel / コリン・ピール(Australia)
“The Light of Itoshima ” / Exhibition style: Painting

科学とビジネスの分野で40年のキャリアを積み数年前に退職。現在は、芸術、特にプレイン・エアペインティングに情熱を注いでいる。今回の滞在では、早朝と夕方の光、そして空と影に浮かび上がるデザイン要素に注目し、水彩画で表現。前回の滞在では、地元の人々が働いている様子や、竹林の中の光に注目した作品を発表している。

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09. Matthew Forsythe / マシュー・フォーサイス(Canada)
“MINA” / Exhibition style: Drawing

カナダのアーティストであり作家であるマシュー。子ども向け絵本作家として日本でも出版されている。アイデアと形が隣り合って見えることに興味があるというマシュー、糸島でビジュアルとストーリーのアイデアを練っている。

Studio Kura Resident Artist Exhibitions, スタジオクラ展覧会

・2022年9月24日(土)、9月25日(日)
・11:00〜17:00
・アーティストトーク:9月24日14:30〜
・Studio Kura Gallery
福岡県糸島市二丈松末586
092-325-1773
https://studiokura.info/

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Published: Sep 22, 2022 / Last Updated: Sep 22, 2022

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