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外国人旅行者に3カ国語でTEL対応します

岡市を訪れる外国人旅行者が急増しています。昨年2007年は71万9,970人の外国人が、福岡空港や博多港を利用して来福しました。これは前年比15%増で、4年連続ほぼ2ケタの伸びとなっていて、2003年の数(36万5,151人)と比較すると4年間で約2倍となりました。外国人旅行者の中でも特に増えているのは韓国からのお客さま。そこで、福岡市は急増している旅行者のために「外国人向け観光案内コールセンターサービス」を今年2008年7月から開始しました。福岡の観光案内を英語、中国語、韓国語の3カ国語で行っています。電話番号は092-751-6904、携帯電話からでも利用でき、通話料を除いて案内料金は無料です。利用時間は午前10時から午後6時半まで、年中無休(年末は除く)です。交通情報や宿泊案内、飲食店情報、またショッピング情報など民間情報まで提供できます。こんな民間情報まで電話で提供する観光案内サービスを行政が常設するのは日本初のことだとか。このサービスは外国人からの問い合わせの電話に福岡市の観光案内所と市内のコールセンターの三者が接続され、案内所と通訳オペレーターが協力しながら問い合わせに答えるものです。

また福岡市が運営する観光案内所は天神と博多駅構内の2カ所、外国人旅行者には英語など多言語で対応しています。外国人利用者数は昨年で合計7万1,334人でこれも2003年(1万8,308人)に比べると約4倍です。天神ではショッピングや飲食店の道案内を、博多駅では他県への移動方法などを尋ねる旅行者が多いようです。海外を旅行して「良い街だなあ、また訪れたいなあ」と思える街は、道行く人が通りすがりに気軽に声をかけて「困っていることある?」と聞いてくれる街です。福岡市も観光案内のプロだけではなく、通りすがりの私たちが旅行者に声をかける街でいたいものです。

Originally published in Fukuoka Now magazine (fn118, Oct. 2008)

 

Category
Art & Culture
Fukuoka City
Published: Oct 1, 2008 / Last Updated: Jun 13, 2017

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