お茶の栽培から製造、販売までを一貫して行うために、5つの茶農家で結成した八女美緑園製茶の直営カフェが、今年4月、大手門にオープンした。日本有数の高級茶の産地としても知られる八女のお茶を気軽に楽しむことができる、福岡では希少なお茶カフェだ。日本でお茶といえば緑茶、その中でも最も一般的なお茶である煎茶は、自然光をたっぷり浴びた茶葉を摘み、発酵しないように蒸して酸化酵素の動きを止め、揉んで全体の成分を均一にした後に乾燥させたもの。コーヒーに比べてカフェインが少なく、多様な人に人気がある。これを水出しでいただくと、旨味と甘味を感じることができ、ホットでいただくと、爽やかな渋みを感じる一杯となる。もう少し特別なティータイムを楽しみたければ、自社栽培の八女茶を使った美緑園オリジナルの抹茶がおすすめ。ドリンクとして飲むこともできるし、この抹茶をたっぷり使った手作りスイーツもあるので、好みのお茶と合わせて楽しみたい。福岡市から約50km離れた八女から毎日通う店主の藤田健太郎さんは「八女の美味しいお茶はもちろん、八女という田舎ならではの食文化も合わせて味わってもらいたい」と、意欲的だ。
メニュー:アイスグリーンティ¥280、抹茶¥480、抹茶チョコレート¥100、抹茶プリン¥360、大手門サブレ¥150、<テイクアウト>煎茶¥150、ほうじ茶¥220、ご飯(200g)¥240、味噌汁¥160
*外国語メニュー:無/カード:利用可能/予約:可能/禁煙
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn235, Jul. 2018)