由緒ある寺社が軒を連ね、昔ながらの町並みが残るエリア、博多旧市街。ここに120年以上前に建てられた町家を改修したイタリアンレストランがある。オープンキッチンで腕を振るうのは、福岡の著名レストランでシェフ、ソムリエとして長年キャリアを積み重ねたオーナーシェフの大久保和也さん。メニューは、毎日市場で新鮮な魚介を仕入れ、農家から届く無農薬野菜と九州産の肉など近隣でとれる旬の食材を中心に、手打ちを含めて10種類以上を揃えるパスタから1〜2種を加えてコースに仕立てる。本日のメインの一皿は、今から冬にかけて福岡で旬を迎える高級魚、アラ。身を熟成させて旨味を濃縮し、フレッシュなハーブや香味野菜を合わせて香りと食感を与え、仕上げはトマトのエキスから作ったソース添える。視覚で捉えるものとは異なる味覚は、驚きと美味さに思わず笑みが浮かぶはずだ。ランチは前日までに予約を入れると、前菜2種、パスタ、メイン、デザートの博多ならではのコストパフォーマンス抜群のコースを食べることができる。コンパクトなオープンキッチンの調理風景を見ることができるカウンター席に座ることができればラッキーだ。
メニュー(税別):パスタランチ¥1,200(前菜、パスタ、パン)、ランチコース¥2,800(予約限定)、ディナーコース¥6,000、グラスシャンパン¥1,200、グラスワイン¥600〜、自家製宮崎牛ロースハム¥1,600、オーストラリア産仔羊の自家製サルシッチャ¥1,200
*夜のみテーブルチャージ¥600
*外国語メニュー:無/カード:利用可能/予約:可能/禁煙
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn239, Nov. 2018)