フランスのアルザスやブルゴーニュ地方で修業したオーナーシェフ山口辰弥さんが、ひとりで切り盛りするアットホームなビストロ・ラ・トルチュ。フランス語でカメを意味する店名トルチュのとおり、「のんびり着実に」をモットーに丁寧に作られる料理は、昔からフランスの家庭で親しまれているものがメイン。取り分けていただくにも充分なボリュームの品々は、長屋時代から残る小さな階段を上がって2階のノスタルジックなテーブル席で、気の合う友人や大切な人と一緒に堪能したい。
まずは店内に掲げられたメニューから、旬の前菜とワインを選ぼう。中でも自家製ソーセージは季節によって肉やスパイスが異なる店主自慢の品だ。そして、キャベツの漬物と骨付豚スネ肉を煮込んだアルザス名物のシュークルート。味、ボリューム共に満足すること間違いなし。これ目当てに訪れる客が多いというのも納得だ。最後に、福岡ではここにしかない「黒ビールのアイス」をお忘れなく。黒ビールの風味をしっかり残した大人のアイスクリームに思わずニンマリするはず。1階カウンター席では、食堂として利用する女性や、料理好きな男性がひとりで楽しんでいる。そう、これがビストロなのだ。
メニュー
自家製ストラスブールソーセージ¥1,250
骨付豚スネ肉のシュークルート¥2,100
黒ビールのアイス¥400
グラスワイン¥630
パン¥100
豆のタブレ(トマト煮の豆とクスクスの冷前菜)¥600
豚のリエット¥500
ビストロ・ラ・トルチュ
福岡市博多区住吉4-10-20
Tel: 092-471-7520
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営業時間:18:00〜24:00(L.O. 23:00)
定休日:日曜
URL: http://www.la-tortue.net
Originally published in Fukuoka Now magazine (fn150 Jun. 2011)