数多くある菓子店の中でも、特別な存在のジャック。オーナーパティシエの大塚良成さんは、ルレ・デセール(国際的洋菓子協会)の会員として、世界の名店の菓子職人とともに今も学び、福岡のシェフやパティシエからも慕われる存在だ。大濠公園を望む西公園参道に位置するジャック本店には、確かな技術で作られる20〜25種程の美しいケーキやエクレア、タルトがショーケースに並び、サブレやマドレーヌなどの焼き菓子が常時50種程が揃う。ピスタチオの緑が美しいピラミッド形のアートピースのようなケーキや、洋梨の特徴である食感や水々しさを生かしつつ、素材を余すことなく使って丁寧に作られる同店のコンセプトを象徴する一品「ジャック」、フルーツを使った季節限定のタルトなど、香りと食感を大切に作られたケーキは、持ち帰ることもできるが、併設の喫茶スペースで、紅茶やコーヒー(¥500〜)と共にゆっくり楽しみたい。
メニュー(税込):アールグレイ¥500、ダージリン¥500、ルイボスティー¥500、ドリップコーヒー¥550、アイスティ(アールグレイ)¥550、シューパリジャン¥230、エクレールカラメル¥360、ピスタアンタンス¥540、ジャック¥450
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn221, May 2017)