Food & Drink

海木


旬の多様な食材のそれぞれがもつ風味を引き立たせるよう、板前である主人の岡林憲次さんが丁寧に調理する品々を、コース仕立てでいただくカウンターを中心とした日本料理店、海木。一品料理の「小鉢」、刺身、酒の肴になるような海の幸、山の幸を盛り合わせた「八寸」、メインディッシュの煮物、野菜や魚の揚げ物(天ぷら)、汁物とご飯、デザートという流れにおいて、料理としての旨味はもちろん、季節感を大切にした食材選びや盛り付け、器、そして、料理に合わせた日本酒など、楽しみどころは尽きない。加えて、締めで提供されるご飯「だしいなり」は、グルメをも唸らせる名物であることも忘れてはならない。女将・幸子さんの出身地域の伝統食品「南関揚げ」を使った「だしいなり」は、水分を極力抜いて揚げた豆腐「南関揚げ」を丁寧に油抜きをし、鰹節の出汁で煮込むまでの工程に8時間がかかる(!)。出汁をたっぷり含んだ熱々の揚げで、ひとつひとつ丁寧に酢飯を包んだ「だしいなり」は、口に含むと出汁の旨味が口中に広がり、ほんのり酢がきいたモチモチとしたご飯粒と、柔らかな揚げとの相性が抜群だ。コースの締めとしても人気の「だしいなり」の専門店(11:30~21:00)が今夏、装い新たに併設され、出来立てを購入できるようになった。自慢したくなる福岡名物がまたひとつ増えるはずだ。

メニュー:
和食コース¥5,000, ¥7,000, ¥10,000、日本酒¥1,000~/1合、グラスワイン(赤・白)¥800~、だしいなり¥1,350(5個入)¥648(2個入)

Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn214, Oct. 2016)

海木
Address : 福岡市中央区渡辺通1-9-3 [ MAP ]
Open : 17:30〜22:00 (L.O. 21:00)
Close : 日祝日
Category
Japanese
Tenjin
Published: Sep 27, 2016 / Last Updated: Sep 7, 2018

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