Food & Drink

石挽き手打ち蕎麦 地酒 木曽路

々、地域に愛される“街のそば屋”として1977年に創業した「木曽路」。2代目の宮﨑猛さんが東京の日本料理店での修業を終え、帰郷した約15年前からスタイルをガラリと変えた。今までよりもそばの品種や産地を厳選し、できる限り直接そば農家に会いに全国各地に出かける猛さん。「どんな場所で育てているか見たいのはもちろんですが、直接お話しを伺うことで生産者の思いも汲み取りたい。そば農家の方々への応援の意味も込めて、全国各地のそばを季節ごとに仕入れています」と話す。石臼挽きも同店の代名詞で、毎朝自家で挽くそばはうま味、甘味、風味、香りすべて申し分なし。日によってそば粉とつなぎの比率を変えることは一般的にあまりないが、猛さんは産地や品種により味わいが異なるだけに、その日使うそばの実によって打ち方を変える。ツルッとした喉越しを重視する際は“二八”、そばの実本来の味で勝負するなら“十割”といった具合だ。厚削りのカツオの本枯節、羅臼産の昆布などからしっかりと抽出したダシ、醤油の丸みを引き出した返しで作るツユも絶品で、そばの味わいを昇華させてくれる。「東京では当たり前の、そば屋で一杯飲む文化を福岡に根付かせたい」と地酒のラインナップにもこだわるほか「酒呑み男の珍味三種盛」といった酒のアテも用意する。こだわりの手打ちそばをいただけるのはもちろん、日本ならではの食文化に触れられる市内屈指の名店。一度「木曽路」のそばを味わえば、その魅力が実感できるはずだ。

メニュー(消費税込み):木曽路膳¥1,400、石挽き天せいろう¥1,600、石挽きつけ麺せいろう¥1,510、板そば(2〜3人前)¥2,250、石挽きせいろう¥760、粗挽きそば(数量限定)¥880、オーガニックサラダそば¥1,280、石挽き山かけそば¥1,080、信州辛味大根そば¥1,080、鴨南そば¥1,510、天ぷらそば¥1,410、かけそば¥760、玉子丼¥860、親子丼¥970、かつ丼¥1,080、天丼¥1,400、そば豆腐¥280、手挽き石臼の粗挽きのそばがき¥880、酒呑み男の珍味三種盛¥780、日本酒1合¥750〜、生ビール¥540、焼酎¥540〜、グラスワイン¥650

Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn211, Jul. 2016)

石挽き手打ち蕎麦 地酒 木曽路
Address : 福岡市中央区荒戸1-10-13 [ MAP ]
Open : 11:00〜15:00(L.O.14:30),17:30〜21:30(L.O.21:00)
Close : 日曜
Category
Noodles
Chuo-ku
Published: Jun 17, 2016 / Last Updated: Aug 13, 2019

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