大人向けの飲食店が多く集まる西中洲に、スタイリッシュな立ち飲みバーが今年2月に加わった。推定樹齢800年の欅の古木を磨きあげた二連の大テーブルは、8の字の形に設置され、ラテン語で「8」を意味する店名の由来でもあるシンボル的存在だ。盆栽やアート、建築関係の書籍、そして1930年代に英国の映画館で使われていたというBTH社製のスピーカーなど、研ぎ澄まされたセンスのインテリアにも関わらず、ドリンクは¥500から揃っており、1杯だけでも気軽に楽しむことができる。地元産の日本酒や焼酎を試したり、乾杯にシャンパン、デザート代わりに花びらが浮かぶ香り高いリキュールの「フェリーチェ」を楽しむなど、多様な使い勝手も魅力の一つ。店主の武市奨太さんは10代の頃から山笠に参加している博多っ子。祭りの見学ついでに立ち寄って見どころなど聞いてみるのもいい。朝4時まで開いているので、祭りで賑わう博多の夜をたっぷり堪能したい。
メニュー(消費税別):チャージ¥500(ナッツ付)、レモンサワー¥600、角ハイボール¥600、日本酒・焼酎各種(180ml)¥500〜、フェリーチェ¥600、グラスワイン¥500〜、グラスシャンパン¥1,000〜、オクラの浅漬け¥400、小玉ネギのバルサミコ酢漬け¥400
*外国語メニュー:無/カード:利用可/予約:可能/禁煙
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn247, Jul. 2019)