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福岡ひな祭りガイド2019

子の健やかな成長と幸せを祈る日本の伝統行事「桃の節句(上巳の節句)」を祝う「雛祭り」。雛飾りは、立春(2月4日)頃から飾り、旧暦の3月(新暦の3月下旬から5月初旬にあたる)頃までにしまうため、雛祭りは2月から3月にかけて行われることが多い。

元々、女子の人形遊び発展した雛飾り。人形が身代わりになって邪気を祓うと信じられていたことから「流し雛」が行われるようになり、その後、女子の健やかな成長を祈る伝統行事と雛飾りが結びついて「雛祭り」が行われるようになった。江戸時代の宮廷においては、季節ごとの伝統的な行事として、3月3日は「桃の節句」として祝われており、今でも節句の食とともに「菱餅」と「白酒」を代表に、ちらし寿司やハマグリの吸い物などで祝う。

昨今では家族や地域だけにとどまらず、観光の目玉として、その地に受け継がれる雛飾りなどを公開するなど、地域一体となった「雛祭り」が広く行われている。雛人形、雛飾り、など、地域文化を色濃く映す雛祭り。この時期に福岡・九州各地の雛祭りを巡り、地域の暮らしや春の訪れを感じよう。

門司港レトロひなまつり

門司港レトロ地区のひな祭り。旧門司税関では明治時代の雛飾りが、旧門司三井倶楽部では大正時代の雛飾り、三宜楼には昭和・大正時代の雛飾りと、歴史的建築物内に飾られるそれぞれの時代を反映した雛飾りの見学でタイムトリップ気分を楽しめそうだ。旧門司三井倶楽部では、2月8日(金)〜21日(木)までは鮮やかな「さげもん」約100本が展示される。3月3日(日)は、「三宜楼ひな祭り~旧料亭と路地裏をめぐる~」が催され、情緒あふれる旧料亭のひな祭りと路地裏をめぐるスタンプラリーが実施される。栄町商店街やレトロ地区内の各施設でも雛人形が展示される。

写真:門司港レトロ倶楽部

・2019年2月2日(土)〜3月3日(日)
・無料
・会場
 三宜楼(福岡県北九州市門司区清滝3-6-8)休館日:月曜
 旧門司税関(福岡県北九州市門司区東港町1-24
 旧門司三井倶楽部(福岡県北九州市門司区港町7-1
 旧JR九州本社ビル(福岡県北九州市門司区西海岸1-6-2
 栄町銀天街(福岡県北九州市門司区栄町
 その他
093-332-0106(門司港レトロ倶楽部)
http://www.mojiko.info/

第19回 いいづか雛(ひいな)のまつり

メイン会場である旧伊藤伝右衛門邸では、炭鉱王が暮らした大邸宅の本座敷一面に広がる日本一の規模を誇る座敷雛が飾られる。旧伊藤伝右衛門邸では「平安の夢」をテーマに、源氏物語の一節より人形たちが雅楽や舞楽を奏で平安絵巻の世界へと誘う。嘉穂劇場では大人気企画「ネコたちの雛祭りpart 2」を開催。その他、千鳥屋本家、麻生大浦荘、飯塚市歴史資料館、商店街など全17会場で様々な雛飾りが展示される。

写真:飯塚観光協会

・2019年2月2日(土)〜 3月26日(火)※開催日時は会場によって異なる
・無料(一部施設は入場有料)
・主要会場
 旧伊藤伝右衛門邸(福岡県飯塚市幸袋300番地)入場料¥300
 嘉穂劇場(福岡県飯塚市飯塚5-23)入場料¥400
 麻生大浦荘(福岡県飯塚市立岩1060
 飯塚市歴史資料館(福岡県飯塚市柏の森959-1)入場料¥220
 本町商店街(福岡県飯塚市本町8-28
0948-22-3511(飯塚観光協会)
http://www.kankou-iizuka.jp/

筑後吉井おひなさまめぐり

うきは市吉井町内にある旧家の豪華な雛飾りから、一般宅で所蔵されている珍しい雛飾りまで、江戸時代から現在までの数多くのお雛様が、町内の家々や商店、旧家、公共施設で展示される。うきは市吉井町のおひなさまの大きな特徴は、庶民のお雛様であること。「おきあげ」と呼ばれる特徴的な雛飾りがあり、お雛様や歌舞伎、浮世絵を題材に、各家々の女性が手作りした「おきあげ」を「箱びな」の周りを彩るように飾る。うきは市吉井町の白壁土蔵の町並みをゆっくり散策しながら、お雛様めぐりができる。期間中は、市内15店の和洋菓子店舗にて期間限定スイーツを楽しめる「うきはスイーツめぐり」や、3月10日(日)と3月24日(日)の12:00〜15:00には、菊竹六皷記念館で春のお茶席(お志し)が開催される。毎週日曜は、人力車(¥500〜/1人、コースにより異なる)に乗って町内散策も可能だ。

写真:うきは市観光会館土蔵

・2019年2月11日(月・祝)〜 4月3日(水)
・見学無料
 人力車:白壁コース(15分¥500/1人)
・うきは市吉井町内
福岡県うきは市吉井町
0943-76-3980(うきは市観光協会)
http://welcome-ukiha.jp/

柳川雛祭り さげもんめぐり

柳川のひな祭りは、部屋いっぱいに吊される「さげもん」の美しさに目を奪われる。女児の初節句に贈る柳川伝統のひな飾り「さげもん」が、観光施設や商店街など柳川の街を彩り、ピンクののぼり旗を目印に、雛飾りを巡るまち歩きイベント「さげもんめぐり」が楽しめる。3月17日(日)(雨天時3月24日)は多くの人々が楽しみにする「おひな様水上パレード」をカメラに収めようと、多くの人々が集まる。パレードの出発のお堀に飾られた、さげもんの下をくぐり、着飾った稚児達を乗せたどんこ舟が水上をゆっくりパレードする。
3月9日(土)、3月10日(日)10:00〜15:00は着物を着た人で賑わう「柳川きもの日和」。柳川の特産品が当たる抽選会や、当日着物で来られた方にはネイルサービスなどの特典もある。

写真:柳川市役所

写真:柳川市観光協会

・2019年2月11日(月・祝)〜4月3日(水)
・無料(一部施設は入場有料)
・柳川市街地、柳川商店街(福岡県柳川市京町83-2)他
0944-74-0891(柳川市観光案内所)
http://www.yanagawa-net.com/news_event_detail.php?id=28

雛の里・八女ぼんぼりまつり

和紙や提灯、仏壇、蝋など、昔から伝統工芸の町である八女は、九州一の人形づくりの町でもある。その八女には、素朴な「箱びな」と呼ばれる、四江戸期から昭和30年代まで作られていた雛人形がある。四角い箱に収まり、蓋を開ければ飾ることができる、この珍しい箱びなをぜひ見てみよう。また、八女人形会館には徳川将軍家の姫君らが輿入れに持参した雛人形など、目を見張るほど豪華なものなどが多数展示される。雛人形の展示公開場所はとても多く、白壁通りの町家や民家、商店街など100カ所以上。桃色の提灯が目印だ。2月17日(日)、3月3日(日)の10:00からは「十二単と束帯姿の結婚式」が行われ、11:00からはお披露目パレードが行われるほか、八女福島八幡宮境内にて竹あかりを灯す一夜限りの「宵の雛」(3月9日(土)18:00〜)も見逃せない。

写真:八女市観光案内所

・2019年2月10日(日)〜3月10日(日)
・無料
・八女福島白壁の町並み一帯
0943-22-6644(茶のくに観光案内所)
http://www.city.yame.fukuoka.jp/kanko/kankouseason/winter/1517272110205.html

草野のひな祭り

耳納連山の麓にある久留米市草野町で開催されるひな祭り。江戸時代には宿場町として栄えた名残が見られる旧家などで、昔懐かしい「おきあげ雛」や「衣裳雛」などが公開される。美しい田舎の景色を楽しみながら12の会場をゆっくり巡りたい。期間中は、久留米つばきの花で創作された「つばき雛」や、木のぬくもりを感じる「組み木雛」の展示なども行われる。

写真:久留米観光コンベンション国際交流協会

・2月23日(土)〜4月7日(日)
・無料(一部施設は入場有料)
・会場
 倭屋(福岡県久留米市草野町紅桃林240
 上野寛二家(福岡県久留米市草野町紅桃林277)※上野寛二家のみ2月24日(日)~
 組み木工房草野(福岡県久留米市草野町草野798-1
 ギャラリー山帰来(福岡県久留米市草野町草野313
 草野歴史資料館(福岡県久留米市草野町草野411-1
 久留米市世界のつばき館(久留米市草野町矢作490-2)他
0942-47-4410(草野歴史資料館)
http://www.kurume-hotomeki.jp/jp/event/?mode=detail&isEvent=1&id=400000000589

うすき雛(ひな)めぐり

天保の改革(1841~43年)のころ、臼杵藩では質素倹約のため、紙製の雛人形しか飾ることを許されなかったとされる古文書の記述をもとにはじまった「うすき雛めぐり」。古文書では、雛人形に関する禁止の御触れが出ていたが、先人たちはそんな時代にあっても、子供の成長の無事を祈りながら紙製の雛を飾ったのではないだろうか。当時の作り方は残っていないが、お雛様の原型である立雛を参考に、2006年春、市民ボランティアの手によって誕生した「うすき雛」。会場は、 江戸時代後期に建築され、酒の貯蔵庫として長年使用されていた蔵が文化交流施設として生まれ変わった「久家(くげ)の大蔵」など臼杵市内の4カ所。期間中は、お琴の演奏やお呈茶などが行われる。
2月10日(日)、17日(日)、24日(日)13:00からは臼杵市観光交流プラザでうすき雛づくりの体験(¥1,000)ができる。

写真:臼杵市観光情報協会

・2019年2月8日(金)〜 3月17日(日)
・無料
・会場
 臼杵市観光交流プラザ(大分県臼杵市臼杵100-2
 旧真光寺(大分県臼杵市二王座
 久家の大蔵(大分県臼杵市浜町
 サーラ・デ・うすき(大分県臼杵市臼杵210-3)他
0972-64-7130(臼杵市観光情報協会)
https://www.welcomekyushu.jp/attaka/hina/?mode=detail&id=24

城下町杵築散策とひいなめぐり

「きものが似合う歴史的町並み」と認定され、江戸時代の情緒が残る美しい城下町・杵築。南北の高台に武士が住み、その谷あいに商人が住んだ日本唯一の「サンドイッチ型城下町」を 散策し、武家屋敷と老舗に飾られる雛人形を鑑賞できる。市内にある約30の会場では多様な雛人形が公開展示され、和服で訪れると公共観光文化施設は入館無料だ。和楽庵では着物レンタルと着付け(クーポン付¥3,500※予約優先)も行う。
期間中の日曜日10:00〜15:00には、天満社境内に祀られたお雛様にお水をかけ不浄を洗い流して祈願する「水かけ雛」が行われる。

写真:杵築市観光協会

・2019年2月23日(土)〜3月24日(日)
・無料(公共観光文化施設のみ有料、共通券(¥800)でうち7カ所回れる)
・会場
 杵築市城下町一帯(28箇所)、杵築市山香地域
 大分農業文化公園(大分県杵築市山香町日指1-1
 上村の郷(大分県杵築市山香町久木野尾3792-1
0978-63-0100(杵築市観光協会)
http://www.kit-suki.com/news/index.php?action=story&story_id=717

第36回天領日田おひなまつり

江戸時代に九州随一の繁栄を極めた日田市。莫大な財をなした豪商も多く、現在でも旧家には贅を尽くしたひな人形の数々が残っている。おひな巡りの中心は、豆田町・隈町界隈。特に国指定重要文化財の『草野本家』は必見。また、日田をはじめとする筑後川上流域の庶民に親しまれ、平面の人形型に衣装を張り付けた雛人形「おきあげ雛」もぜひ見ておきたい。
願い事を書いた紙雛に水に流して、身の穢れを清める「豆田流しびな」(3月3日(日)10:00〜14:00、桂林荘公園)など、期間中は様々なイベントが町中で行われる。日田市観光案内所では、レンタサイクル1日利用券と13施設への入場・入浴に使えるクーポン3枚がセットになった期間限定クーポン(2月15日〜3月31日、¥1,500)が販売される。

写真:日田市観光協会

・2019年2月15日(金)〜 3月31日(日)※開催日時は会場によって異なる
・無料(一部施設は入場有料)
・会場:日田市豆田町エリア
 草野本家(大分県日田市豆田町11-4)個人¥550 団体(20名以上)¥450
 薫長酒蔵資料館(大分県日田市豆田町6-31)無料
 嶋屋本家(大分県日田市豆田町14-5)無料
 創作人形工房 黒船屋(大分県日田市三本松1-5-10)無料
 天領日田資料館(大分県日田市豆田町11-7)個人¥200※特別展期間の料金
 天領ひな御殿(大分県日田市豆田町13-6)個人¥300、団体(20名以上)¥200
 日本丸館(大分県日田市豆田町4-15)個人¥350 団体(15名以上)¥300
 天領日田はきもの資料館(大分県日田市豆田町3-11)無料

・会場:隈・大鶴・天瀬エリア
 日本料理 春光園(大分県日田市隈1-3-3)無料
 てまり工房と提灯工房(大分県日田市隈2-6-10)無料(団体は要相談)
 原次郎左衛門家(大分県日田市中本町5-4)無料
 ヤマキチ後藤家(すてーき茶寮 和くら)(大分県日田市隈2-4-13)個人¥200(高校生以下無料)、団体(15名以上)¥150
 椎茸の森菊(大分県日田市隈2-8-13)無料
 清渓文庫(大分県日田市大鶴町2299 井上酒造)個人¥300(高校生以下無料)、団体(20名以上)¥250
0973-57-2166(日田市観光協会天瀬支部)
https://www.city.hita.oita.jp/kanko/page_00006.html

第21回 城下町中津のひなまつり

1588年に築城された中津城を中心に繁栄した城下町中津。3月2日(土)・3日(日)の二日間は、中津城にて高さ約5mの特設ひな壇にお雛様に仮装した人間ひなが登壇する「中津城人間ひな飾り」(10:30~14:50)が開催される。お雛様、お内裏様は事前に申込むと、仮装して登壇が可能。また、普段は入れない奥平神社の神殿でお姫様の衣装を着て撮影ができるお雛様体験(3日前までの申し込み、¥3,000)など、参加して楽しむイベントも豊富だ。

写真:中津耶馬溪観光協会

・2019年2月16日(土)〜3月10日(日)
・無料(一部施設は入場有料)
・会場
 南部まちなみ交流館(大分県中津市1828
 中津城(大分県中津市ニノ丁本丸
 福澤諭吉旧居・記念館(大分県中津市留守居町586
 大江医家史料館(大分県中津市鷹匠町906
 村上医家史料館(1大分県中津市1780
0979-64-6565(中津耶馬渓観光協会)
https://www.city-nakatsu.jp/kankodocs/2018112200032/

第19回佐賀城下ひなまつり

城下町として栄えた佐賀のひなまつり。明治から昭和初期にかけて、旧佐賀藩主である鍋島家の歴代夫人たちが愛しんだ優雅な雛飾りを見学できる。伝統工芸である佐賀錦をまとった優雅なおひなさまや、佐賀藩の公服の文様に使われた鍋島小紋を衣装に用いたおひなさまなど、佐賀でしか見ることができない細かな部分までが豪華な雛飾りを楽しんで。
期間中の土日・祝日は周遊バスが運行する(1乗車¥150)。

写真:佐賀市観光協会

・2019年2月11日(月・祝)〜 3月31日(日)
・10:00〜17:00
・共通券¥600、徴古館券¥300、佐賀市歴史民俗館券¥400、小学生以下:無料
 ※有料館は徴古館、佐賀市歴史民俗館(旧古賀銀行、旧古賀家、旧三省銀行、旧福田家)のみ
・会場
  徴古館(佐賀県佐賀市松原2-5-22
  佐賀市歴史民俗館(佐賀県佐賀市柳町2-9)他
0952-20-2200(佐賀市観光協会)

注意:掲載情報は2019年1月21日時点のものです。これらの料金・条件等が主催者によって変更される場合がございますので、変更等にお気づきの際にはフクオカ・ナウまでご連絡ください。

Originally written in February 2017, updated Jan. 2019.
Copyright Fukuoka Now – including all text, photos and illustrations. Permission required to re-use in any form. Meanwhile, feel free to link to to this page.

Category
Guides
Fukuoka Prefecture
Published: Jan 21, 2019 / Last Updated: Jan 22, 2019

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