Now Reports

マイク・シャロン


バーテンダーに料理人、英語の教師に、囲碁教室の生徒、ボクサーに用心棒・・・マイク・シャロンは、確かにさまざまな学歴・職歴を持っている。いまや親富孝通りにあるアイリッシュバー「ザ・クラック・アンド・ザ・ポーター」の経営者に納まっているマイクが、日本を初めて訪れたのは25年前。日本ののんびりした空気が彼の生活ペースになじんだようだ。最初は、アジア研究を専攻していたが、ほどなくフルタイムで囲碁の勉強に打ち込むようになった。最終的には生活のために碁の道はあきらめざるを得なくなったが、今も彼のバーには碁盤を置いている。客が一局打ちたくなったら、いつでも出してくれるだろう。そんなマイクは、長い年月をアイリッシュビールを注ぐことに費やしてきたわけだが、驚くことにビールを注ぐことよりも実際には料理する方が好きなのだそうだ。彼の和洋折衷のメニューを見れば、その言葉にもうなずけるだろう。同時に彼は熱心なジャズ・ファンでもあり、しばしばミュージシャンを店に呼んでいる。素晴らしいアイリッシュパブの例に漏れず、マイクの一代記は、ギネスの1パイントを飲みながら聞くといっそう味わい深い。「ザ・クラック・アンド・ザ・ポーター」は2011年4月5日で開店4周年。この機会に立ち寄って、ビアグラスを掲げるのはいかが?

ザ・クラック・アンド・ザ・ポーター
中央区天神3-5-16草野ビル2F

職業:アイリッシュ・バー「ザ・クラック・アンド・ザ・ポーター」経営
出身:アメリカ・ニューヨーク

Originally published in Fukuoka Now magazine (fn148, Apr. 2011)

Category
People
Fukuoka City
Published: Apr 1, 2011 / Last Updated: Jun 13, 2017

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ページトップに戻る