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種と旅と雲仙と。

宅で過ごす時間が増え、食べ物や身体に気を配るようになった人も多いのでは。
長崎の雲仙に、食を追求する関東からの移住者たちがつくったユニークな場所があると聞いて行ってきました(2021年7月)。

雲仙までは、いろいろな行き方があるけれど、今回は福岡から長崎自動車道を通って諫早を経由し、車で行きました。他にも、大牟田(三池港)や熊本(熊本港)から高速船やフェリーで行くこともできます。
アクセス参考:https://www.city.shimabara.lg.jp/access/page2643.html

向かった先は、こちら。

オーガニック専門の直売所タネト
長崎県雲仙市千々石町丙2138-1
https://www.instagram.com/taneto_unzen/

古くからその土地で栽培されてきた「在来種」で、尚且つ、ほぼ農薬・化学肥料不使用で育てられたオーガニック野菜を販売する直売所です。

〜食を見つめ直すと、タネ(種)にいきつく〜
仙にて40年以上にわたって在来種の種を自家採取し、この土地の「種」を守り継いできた農家の営みに感化されたタネトの店主・奥津さんが、関東から雲仙に家族と共に移り住み、大切なものを守り継ぐために2019年にオープンしたオーガニックの拠点です

この地域で有機農業を営む人たちが直接運び込んだ野菜が陳列される。値札には、生産者の名前や栽培法、食べ方のヒントが記されています。

運送や量産のために品種改良されていない在来種の野菜は、その土地以外で目にすることが少ないものも多い。黄色のウリのような野菜は、宮崎県椎葉村が原産のきゅうり「平家きゅうり」。

また、店内では販売されている野菜や食材を使ったランチも食べることができます。この日は、店頭でも人気の島原産の全粒麺を胡麻ダレソースの冷たい麺に、白ナスの天ぷら、近くで獲れたアジのフライなどのセット(¥1,400)と、マフィンとスープ、野菜プレートのセットの2種類。旬の野菜を使った店内で手作りされるランチは、やさしく滋味溢れる味わい。買い求める商品の食べ方のヒントにもなる。

 

そしてもう一つ!
島原半島にある雲仙・小浜温泉街の中に、2020年12月にオープンしたレストラン「BEARD」。

オーナーシェフの原川慎一郎さんは、“100% Organic Japan”を掲げてシェ・パニースで長年働いたジェローム・ワーグさんと一緒にレストラン「the Blind Donkey」を東京・神田でオープンするなど、食と社会との関わりに深く取り組んできた。その彼も、タネトの店主・奥津氏と同じく、長崎県雲仙市で長きにわたって在来種・固定種の野菜を自家採種しながら有機栽培で育てる岩崎政利さんの近くにと、拠点を雲仙に移した。

メニューは、予約制の「雲仙在来種野菜を中心としたおまかせコース」のみ(月曜だけアラカルト営業)。小浜温泉の裏路地に佇む店内は、オープンキッチンとカウンターのシンプルな作り。野菜を切るところからスタートする食事は、まるでステージを見ているよう。雲仙で採れる在来種野菜の力をストレートに伝えたい、と、その野菜が際立つ方法で調理される。

あの平家きゅうりだって、原川シェフの手にかかると、こんな一品に。
焼いたり揚げたり、和えたり、と、少し手を加えただけのシンプルな野菜に満たされる。

BEARD
長崎県雲仙市小浜町北本町2-1
https://www.b-e-a-r-d.com/
電話:0957-74-5557

BEARD近くのカフェ、景色喫茶室。Instagram @keshikidrinkstand

Category
Travel
Places
Nagasaki Prefecture
Unzen
Published: Sep 6, 2021 / Last Updated: Sep 6, 2021

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