爽快に晴れわたりアクティブに過ごすのに抜群の気候の九州の秋。期間限定キャンペーン、GO TOトラベルキャンペーンを使ったり、便利なチケットやサービスを利用して九州を周遊する最適なタイミングがやってきた!
(地域独自のキャンペーンなど行っている場合が多いので、行き先が決まったら「地域名+キャンペーン+GO TO」などで日本語で検索してみよう)
アドベンチャーツアーが大好きなFukuoka Now編集部も、このベストシーズンを逃すことなく、秋の北部九州を周遊するため、九州のバスが乗り放題になるパス『SUNQパス(サンキューパス)』を使った2泊3日の旅を楽しんできました。
九州のバスが乗り放題!SUNQパス。
九州島内、そして山口県下関周辺の高速バス、一般路線バス、フェリーが乗り放題になるSUNQパス。3日間乗り放題は、宮崎・鹿児島を除く『北部九州エリア(¥9,000)』と、熊本・宮崎・鹿児島が対象の『南部九州(¥8,000)』、そして『全九州+下関(¥11,000)』の3種類。また、4日間乗り放題『全九州+下関(¥14,000)』もある。福岡市内であれば西鉄天神高速バスターミナルや、博多バスターミナル、福岡空港のバスターミナルで購入することができ、スマフォで購入し、乗車予約や乗降時に見せる画面もスマホ画面で可能なWEB版SUNQパスもある。
出発は天神。窓口でSUNQパスに開始日を押印して旅はスタート!
高速バスは一部予約が必要な路線もあるけれど、基本は、バス車両にSUNQパスのステッカーが貼ってあったら、整理券をとって乗車し、降りる時には運転手にSUNQパスを見せるだけ(乗車時にとった整理券は運賃箱に入れてね)!
九州といえば温泉!
最初の目的地は、緑豊かな山々に囲まれた30軒の旅館が集う黒川温泉。各旅館の露天風呂3カ所に入浴できる手形(¥1,300)を購入して、温泉街をブラブラ散策。各露天風呂にはタオルは置いていないのでタオルはお忘れなく!温泉手形と一緒に、ロゴ入り温泉タオル(¥200)を買うこともできる。
情緒あふれるまち並みには、パティスリーや食堂も並ぶ。散策途中、プリンを頬張ったり、ランチに郷土料理のだご汁や高菜漬けを食べてみて!
黒川温泉の露天風呂は、いずれも個性的でどこに入るか悩ましい、、、行き当たりばったりで選んだり、予め選んで攻略したり。
日が高いうちに入る露天風呂は最高!@やまびこ旅館の仙人風呂(露天風呂の大小は日替わりで男湯と女湯が入れ替わる)。
ウォーキングコース「わらびのぼり」を歩いて30分弱。この辺りにも旅館が点在します。
黒川温泉から移動。山を越えて目指すは今晩の宿、レゾネイトクラブ久住。
阿蘇・くじゅう国立公園内にあり、夜は星空、昼は広大な景色が広がる温泉付きリゾート。
豊富なミネラルと天然の保湿成分メタケイ酸を含んだ温泉に浸かって眺める夜の星空は、旅の醍醐味だ。
ディナーは、天井高いロッジで地域の食材を使ったコース料理。オープンキッチンの炭火で焼く豊後牛や、石窯で焼く自家製パンなど、地産地消の食事には久住ワインや地元のクラフトビールがぴったり。
レゾネイトクラブくじゅう
大分県竹田市久住町大字有氏1773
0974-76-1223
http://www.resonate.co.jp
標高865mの久住高原で迎える爽快な朝。敷地内に設けられた散策コースをのんびり歩くのもいいが、特別な朝にしたいなら乗馬!30分、60分、半日~1日コースなど、馬と一緒に久住の大自然を満喫できる。
フレンドリーで経験豊富な乗馬指導員が、近くの牧場で愛情たっぷり育てている馬たちは穏やかで、初心者や子どもも安心して乗馬を体験できる。
スタッフが馬を引きながらゆっくり歩く乗馬(一人乗り¥1,000)、大自然を歩く乗馬(¥6,000/30分〜)など時間と体力、予算に応じてコースは選べる。手綱の持ち方、進む、止まるの操作など、乗馬の基礎も一緒に教えてもらえる。*レゾネイトクラブくじゅう宿泊者は割引特典有り。
レゾネイト乗馬牧場ココペリウエスタンライディング
大分県竹田市久住町久住4048
090-7398-0302
http://kokopelli-horse.com/
そして!乗馬が終わったら、自転車で山を降りるチャレンジ!電動アシスト付き自転車をレンタルして、今晩の宿まで観光しつつ4時間のサイクリング。
今回は、阿蘇くじゅう国立公園の道を知り尽くすガイド付きのカスタムサービスで、サイクリング。間違いないコース選定と、荷物も運んでくれるのでおすすめ。阿蘇の公認牧野ガイド付きでしか入ることができない草原での休憩など、絶景を堪能できる。
ASO KUJU cycle tour(阿蘇久住サイクルツアー)
090-8666-1006
http://aso-cycletour.com/
サイクリングを経てたどり着いた2泊目の宿は、阿蘇駅近くの『宿房あそ』。
築100年ほどの古民家には、和室と布団、掛け流しの大浴場に家族風呂、囲炉裏を囲む食堂など、家族経営ならではの行き届いた管理で、全てにおいて心地良さを感じるはずだ。
米も野菜も味噌もぜーんぶ手作り!丁寧な暮らしを体験できるこちらのお宿は、阿蘇駅から徒歩10分ほど。
宿房あそ
熊本県阿蘇市黒川1076
0967-34-0194
http://www.aso.ne.jp/syukubou-aso/
* GO TOトラベル対象施設(宿泊代金の1/2相当額を支援。内70%は旅行代金の割引、30%は旅行先で使える地域共通クーポン)。
阿蘇駅から阿蘇山中岳の火口までは、阿蘇火口線のバスに乗って行くことができる(火口は天候によって開場されていないこともあるので、乗り場で事前にチェックを)。阿蘇山西駅で降りて中岳火口を見学するなら、往復1時間程度、約3kmを歩いて火口近くまで行くことができる。
Photo by Fukuoka Now
帰り際には、草千里でひと休憩しても。一面に広がる草原の小高い丘に登ることもできる。
JR阿蘇駅にあるインフォメーションセンターでレンタル自転車(2時間以内¥500、4時間以内¥800、8時間以内¥1,200)を借りて、阿蘇の町を散策。20分ほどで阿蘇神社、お洒落なカフェなどがあるエリアに到着する(荷物は朝のうちに駅のコインロッカーに預けると便利)。
阿蘇インフォメーションセンター
熊本県阿蘇市黒川1440-1(JR阿蘇駅構内)
0967-34-1600
営業時間:9:00~17:00
http://www.asocity-kanko.jp/ja/rentacycle/
明治時代に洋裁女学校として使われていた築100年以上の建物を利用したカフェ、cafe Tien Tien(カフェティアンティアン)。フランス在住経験がある女性オーナーのこだわりが詰まった店内は、インテリアもシックで落ち着いている。地元産の旬の野菜や果物をたっぷり使い、化学調味料を使わない手作りの料理も抜群。敷地内にはテイクアウトのコーヒー店なども。
cafe Tien Tien
熊本県阿蘇市一の宮町宮地3204
080-6406-8133
定休:水・木曜
11:00~17:30(OS17:00)
http://tientien.jp/
北部九州を巡る、最終チャレンジは熊本城見学!
復興途中の熊本城がライトアップされる姿は、加藤神社から眺めるのがベスト。
まるで海外旅行にでも行ったかのように、欲張りに周遊した2泊3日。快適な車内の高速バスで福岡へ戻ります(福岡市内の移動もSUNQパスを使えば乗り放題!)。
<1日目>
集合:西鉄天神高速バスターミナル
09:13 出発:福岡(日田バス*要予約)
12:12 到着:黒川温泉
散策、ランチ、お湯めぐり
17:00 移動(タクシーで約30分¥5,000程度)
チェックイン:レゾネイトクラブ久住ホテル
18:00 夕食@レストランメテオ(ホテル内)
<2日目>
07:30 乗馬:トレイルライド60分
09:13 朝食、散策
10:30 チェックアウト
11:00 到着:ココペリ、乗馬、見学
13:00 出発:サイクリング
17:00 チェックイン:宿房あそ
18:30 夕食
<3日目>
08:00 朝食
10:00 チェックアウト(阿蘇駅まで徒歩7分程度)
10:40 出発:阿蘇駅(バス阿蘇火口線) 搭乗前にバスターミナルにて火口状況チェック(入れなければ草千里のみ)
11:15 到着:阿蘇山西駅(中岳火口見学はバス停から火口までシャトルバス利用)
12:50 出発:阿蘇山西駅(バス阿蘇火口線)* 次の便は14:15。
12:55 到着:草千里(草千里見学)
14:20 出発:草千里
到着:阿蘇駅前着
16:38 出発:阿蘇駅前(やまびこ号*要予約)
18:23 到着:熊本市「味噌天神」バス停
〜下通り散策、熊本城見学
20:40 出発:桜町バス停(ひのくに号)
22:57 到着:福岡天神
今ならSUNQパスと宿泊がセットになったGO TO トラベルキャンペーン利用のお得なプラン(〜2021年3月)が販売されているので、いろいろな九州の様々な土地に行ってみよう!温泉や旅館、ホテルなど、宿は自由に選ぶこともできるし、今回の旅のように1泊はセットプランを利用して、2泊目は自分で組み合わせることもできる。
https://www.nishitetsutravel.jp/kyushu-tour/sunqpass
レゾネイトクラブくじゅう+SUNQパス北部九州(¥17,700~¥28,300)
Photo by Fukuoka Now
知らない土地でも、知っている土地でも、旅はいつだって楽しい!
どうせなら、自家用車でなくバス、車でなくて自転車など、いつもと異なる移動手段を使ったり、体験・チャレンジをしてみよう。
Photo by Fukuoka Now