糸島にあるアートギャラリー、Studio Kuraでは世界各国からアーティストが訪れ、数カ月間滞在しながら制作に励むレジデンスプログラムを行なっている。プログラムの最後には、その成果を発表する展示会が実施され、今回はイギリス出身のアーティストによる個性豊かな作品が展示される。
ブレンダン・サースフィールドは、イギリスのリバプール出身。現在は東京を拠点に活動するアーティスト兼美術教育者。彫刻家としての訓練を受けた後、最近では横浜美術館の版画スタジオで、ミクストメディア・ドローイングのプロセスの一部として版画技法を探求している。その結果、コラージュ、リトグラフ、シアノタイプ、シルクスクリーンを組み合わせた探求的な作品が生まれ、国内外のアート、ドローイング、プリントの展覧会に定期的に参加するようになった。オクラホマのアートフェスティバルでの路面電車のステッカーから、アーティストのスケッチブックプロジェクト、国際的な版画展での受賞まで、さまざまなプロジェクトを行っている。
アーティストからのメッセージ;
「瞬間は私たちの心に残ります。現在に完全に存在するとき、私たちはその瞬間を受け入れます。瞬間は私たちの心の中で反響し、古い友人のように不意に私たちを迎えに来ます。 私たちは瞬間を大切にし、記憶、写真、そしてその瞬間を共有した人との思い出を通して、その瞬間を再訪します。この展覧会の作品は、風景の中で観察され、経験され、遭遇された瞬間を表しています。瞬間のように、作品の多くは、紙の上に作られたマークがすぐに取り込まれた、はかないもののように見えるかもしれません。 具象と抽象が隣り合わせになっており、それぞれが瞬間を探り、時間の一時停止、空間と時間の両方の領域での間隔を視覚化しています。」
・2021年7月24日(土)〜7月25日(日)
・11:00〜18:00
* 7月24日(土)15:00〜 アーティストトーク
・Studio Kura ハウス1ギャラリー
・福岡県糸島市二丈松末586
・https://www.studiokura.com/blog/2021/07/17/11621/
注意:掲載情報は、掲載時点での最新情報を主催者等に確認しておりますが、その後変更になっている場合があります。