Food & Drink

ヴェネツィア食堂 アル バーカロ

に頷き、空間に和み、後は好きに過ごすのみ

けやき通りに流れるゆるやかな時間を、より有意義にそして美味しく過ごすことのできる店がある。いわゆるイタリア料理店のイメージとはどこか違う“ホッ”とした寛ぎ感を感じるのは、スタッフの温かな人柄のせいかもしれないし、あるいは店舗となっている築50年以上のこの古民家が持つ温もり故かもしれない。
店のスタイルだって気取らない。店名にある「バーカロ」とは、ヴェネツィア地方によくある、つまみを食べながらお酒を楽しめる場所のコトを言うそうだが、ここにもチケッティと呼ばれるヴェネツィアのフィンガーフードや切り立ての生ハム、そしてイタリア産のチーズなど、ワインと相性抜群のおつまみがたくさん。その他パスタやリゾット、一品料理も揃うのでしっかりとした食事にもバッチリだ。さらに軒を連ねて並ぶのは、色とりどりの花が溢れるフラワーショップとテイクアウト専門のデリ。このデリでも店で扱うハムやチーズ、さらにライスコロッケやキッシュなどの総菜を買うことができる。
オープンは昨年10月、一度来た人は「教えたくない」と言いながらもつい喜ぶ顔がみたくて人を連れてきてしまう。そんな口コミの連携で、遠くからもこの店を目指して足を運ぶ常連客も増えているとか。また散歩帰りの人や、大濠公園や美術館へ出かけた人が立寄ってお茶をするなど、ランチにカフェにディナーに、時間によって趣きを変えるこの空間を思い思いに楽しむ人が集まっている。

ヴェネツィア食堂 アル バーカロ
<住所>福岡市中央区赤坂3-7-11
<電話>092-732-5597
<営業時間>12:00~OS14:30、14:30~ラストイン16:00、18:00~OS22:00 (日曜は~OS21:00)
<休み>月曜
<料金>チケッティ3種で780円(5種で1260円)、生ハム3種盛り合わせ1,575円、グラスハウスワイン520円、ランチ850円~(土日は1,050円~)

Originally published in Fukuoka Now magazine (fn68, Aug. 2004)  
Category
Western
Fukuoka City
Tenjin
Published: Aug 1, 2004 / Last Updated: Jul 5, 2017

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