親不孝通りから一本入ったところにあるマンションの1階に店を構えるバーキッチン。扉をあけると、目に飛び込んでくるのは壁一面に並ぶボトルの数々。総数3,000本へと着実に近づいているという圧倒的な物量に、思わず仰け反りそうになる。ウィスキー好きが高じて…と20代半ばからバー業界に身を投じた店主の岡智行さん。スコッチを中心に、バーボン、ブランデーが揃うオーセンティックバーだ。スタンダードはザ・グレンリベットの12年(¥1,000)。スムース、フルーティ、複雑な、洗練されたなど数多く表現されてきた世界で最も人気のあるモルトウィスキーで、スコッチの入門に最適とも言われている品だ。店の中央に横たわる9.5m一枚板の銀杏のカウンターで飲む一杯は、店主に任せてもいいし、好みを伝えるのも楽しみ方の一つ。もちろん、世界的にも注目の高い日本産ウィスキーもコーナーの一角を占め、手づくりにこだわりモルトウイスキーを生産する秩父蒸留所の物を中心に150本ほどが揃う。しっとりと一人静かに楽しむことができ、女性一人でも安心して利用できる。
メニュー:チャージ¥500(スモークチーズ付)、ウィスキー¥1,000〜、ハイボール¥800〜¥1,500
※2019年10月1日以降、消費税率変更に伴い価格の変更がある場合があります。
・外国語メニュー:無
・カード:利用可
・予約:可
・喫煙
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn245, May 2019)