Food & Drink

博多の老舗菓子処・石村萬盛堂

1905年創業の博多の老舗菓子店「石村萬盛堂」。本店は、毎年7月1日からはじまる博多祇園山笠のクライマックス「追い山笠」行事(7月15日早朝)の廻り止め(決勝点)の横にあります。

Ishimura Manseido Main shop / 博多の老舗菓子処・石村萬盛堂

博多銘菓「鶴乃子」や、ホワイトデー発祥の店として知られる石村萬盛堂。2021年7月30日にリニューアルオープンした本店には、お菓子の販売に加えて、博多の歴史や伝統、文化と寄り添うお菓子の解説や、博多にまつわる品々が展示されています。

Ishimura Manseido Main shop / 博多の老舗菓子処・石村萬盛堂

また、新しい石村萬盛堂の象徴として、日本最初の禅寺である博多の聖福寺の住職を務めた禅僧・仙厓さんが描いたイラストを、暖簾をはじめ店内随所で見ることができます。

創業してから間も無くして「鶴乃子」が誕生したストーリーや、古くから使われてきた菓子の木型などが、当時の写真と合わせて紹介されている店内は、まるで博多の菓子ギャラリー。石村萬盛堂の歴代の宣伝アイテムの数々が、博多っこに懐かしい当時を思い起こさせます。

Ishimura Manseido Main shop / 博多の老舗菓子処・石村萬盛堂

お土産の定番「鶴乃子」。そして、皇室や宮家の献上品としても用いられる「献上鶴乃子」は、通常の鶴乃子よりも大ぶりで職人による手作り。「塩豆大福」は、甘さ控えめのこし餡を、ほんのり塩味の赤えんどう豆を練り込んだ餅で包んだ手土産や茶菓子として人気の品。
香ばしいキャラメルクリームを挟んだクッキー「祝うてサンド」は、お土産にも人気の商品です。

Ishimura Manseido Main shop / 博多の老舗菓子処・石村萬盛堂博多人形師によるオリジナルの「博多おはじき」

石村萬盛堂本店の限定商品

「つるのこのこ」¥750
注文してから店内工房で作る、冷たいデザートはバニラアイスとカスタードクリーム、マシュマロのレイヤーが楽しめる。できたてだからこそできる「フワッフワップルンプルン」の食感は特別だ。銘菓「鶴乃子」でマシュマロを100年以上にわたって作り続ける石村萬盛堂ならではのやさしい味わい。

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「夏雲スカッシュ」¥580
佐賀・唐津で育ったレモンを皮ごとたっぷり使ったレモンスカッシュに、夏空の象徴・入道雲を、ふわふわのマシュマロで表現した夏季限定ドリンク。果実感をしっかり感じることができる爽やかでほろ苦レモンスカッシュは、ほんのり甘いマシュマロとの相性抜群です。

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博多祇園山笠の期間限定

山笠期間(7月1~15日)だけの縁起菓子として「祇園饅頭」が販売されます。
饅頭発祥の地でもある博多。酒かすを使った祇園饅頭は、博多の3つの菓子店のみが作ることを許されています。石村萬盛堂の祇園饅頭は、博多に残る唯一の造り酒屋「石蔵酒造」のものを使用(蒸す工程においてアルコールは飛ぶので子どもも食べられます)。
祇園饅頭(5個入り)¥750

Ishimura Manseido Main shop / 博多の老舗菓子処・石村萬盛堂

博多祇園山笠の廻り止めと「追い山笠」タイム計測所
1tもの山笠を30人足らずの男たちが担いで、夜明けのまちを奔走する様子は、実際に見たものしか感じることができない迫力と感動があります。「追い山笠」では、それぞれ定められた時間に櫛田神社をスタートした7つの流れの昇き棒の先端が、廻り止めに入る時間を石村萬盛堂本店の2階で計測してきました。

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2021年7月30日にリニューアルオープンした石村萬盛堂本店にも、櫛田神社による山笠のタイム計測所があります。これは、博多の地で商売を行う石村萬盛堂にとっての誇りであり、博多のための商いを行う使命を感じさせてくれるものです。1年間を通して7月15日の早朝だけ開き、櫛田神社の神職、宮総代、幸田時計店の計測係のみが登ることのできる神聖な場所です。(リニューアル後、初の追い山笠開催の今年は、このタイム計測所のデビューでもあります!)

追い山笠当日(7月15日)は、午前4時からオープン。

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石村萬盛堂 本店
Address : 福岡市博多区須崎町2-1 [ MAP ]
Open : 10:00〜19:00
Close : 毎月第3水曜
Category
Sweets
Hakata
Published: Jul 7, 2022 / Last Updated: Jul 7, 2022

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