Food & Drink

釜喜利うどん(かまきりうどん)

 近頃、福岡のうどん業界に動きが見える。たとえば今年8月に誕生したこの『釜喜利うどん』、薬院の大衆酒場「二〇加屋長介」の姉妹店なのだが、本店の〆の一品として人気の手打ちうどん、そして丼を主軸に店を構えている。糸島産の小麦を使って店内で作られる打ちたての麺は、やわらかさがあるが適度な弾力も残し、小麦の風味がふんわりと感じられる。しっかりとダシの旨みが効いたスメ(汁)と共に温かくいただくもよし、キュッと引き締めて麺そのものを味わうべく冷たくしていただくもよし、まさに讃岐うどんと博多うどんの「いいとこ取り」を堪能できる。一方丼物は、定番のカツ丼や親子丼、天丼などがあり、ミニサイズ(300円~)をうどんとセットにしての注文も可能。けっこうなボリュームだが、女性客の注文も多いという。
 
また、メニューに「何時でもグラスビール一杯無料」!とあるのをお見逃しなく。文字通り昼夜問わずのサービスで、希望する場合は遠慮なく店員さんにひと声かけよう。ビール一杯じゃ物足りない、なんて時は、焼酎や日本酒も揃っているのでご安心を。ちょっとひと息ついた遅めの午後、あるいは仕事終わりに、酒飲みの心をくすぐる各種おつまみと共に軽い晩酌を楽しんで、最後にツルッとうどんをいただく。そんな蕎麦屋のような粋な楽しみ方も、ぜひ試してみてほしい。

釜喜利うどん(かまきりうどん)
住所:福岡市中央区大名1-7-8
営業時間:11:00~L.O 22:30
定休日:なし
電話:092-726-6163

メニュー:ミックスうどん¥1,200、ゴボウ天うどん¥650、おろしぶっかけうどん¥650、高級おぼろ昆布うどん¥650、もつしょうゆうどん¥950、親子丼¥600、カツ丼¥650、ハムカツ¥550、ゴルゴンゾーラ豆腐¥500、だしまき¥500、海老と貝柱天¥850、日本酒¥750、焼酎¥350~

Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn179, Nov. 2013)

Category
Noodles
Tenjin
Published: Oct 25, 2013 / Last Updated: Jul 5, 2017

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