市営地下鉄「姪浜」駅の北口から徒歩1分、「姪浜駅西」交差点のビル最上階に2022年12月にオープンした寿司割烹 明日香。寿司をメインに、日本料理を提供するこの店は、キッチンを囲むカウンター12席、そしてテーブル6席を、寿司職人の店主・光野健吾さんが賄います。
長浜鮮魚市場で毎朝仕入れる新鮮な魚介は、丁寧に下拵えして木製のネタ箱の中で出番待ち。生で食べて一番美味しい状態をキープするためにネタ箱で温度管理される魚は、提供する直前に切って、寿司として、または刺身として、ベストの状態で目の前に登場します。
魚種ごとに、そして、食べ方ごとに異なる細工で切られた魚は、ビジュアルも美しい。これも寿司職人歴18年、寿司一筋の光野さんだからなせる技。盛り付ける食器は全て有田の老舗陶磁器ブランド「深川製磁」のものです。
この日はいただいたのは、¥7,000のコース。前菜3品（菜の花、ナマコ、南蛮漬け）で乾杯したら、旬の刺身の盛り合わせ（5種類）、焼物（黒毛和牛の昆布締め）、煮物（あらかぶの煮付け）、揚げ物（フグの唐揚げ）、そして、旬の魚介の握り寿司8貫と赤だしが続きます。ふんわり柔らかく、甘い醤油風味のアナゴの握りは、出てきたらすぐに頬張って！思わずおかわりしたくなる美味しさです。
締めのデザートと抹茶もお忘れなく！この店のユニークなサービスの一つで、パティシエ歴29年の新開信嘉さんが作るフレッシュチーズのデザートは本格派。このデザートはアラカルトでも注文できます。
ひとりでも、予約しなくても気軽に寿司や、日本料理を楽しめる「まちの寿司屋」にしたかった、という店主。その思い通り、私たちが取材に訪れた日には、仕事帰りのお父さんと、子どもを連れたお母さんが合流してカウンターで食事を楽しんでいたり、孫二人を連れてテーブル席でお寿司を頬張るおばあちゃん、旅行中らしき男性の一人客など、それぞれの客が寿司割烹 明日香での時間を楽しんでいました。
コースで寿司割烹での食事を一通り楽しみたいならコースを、握り寿司の盛り合わせ（8貫、10貫、12貫）や、ボード記載の日替わりのアラカルト（イワシの焼物¥800、ホタテと玉ねぎのかき揚げ¥700など）と日本酒など、この店だったら、自分の好みで楽しむことができます。
メニュー（税別 / アラカルトの場合はチャージ¥400）：
寿司会席コース¥5,000 or ¥7,000、寿司盛り合わせ8種類¥2,500（中）¥3,200（上）、刺身5種盛り合わせ¥2,000〜、ネギとじゃこのサラダ¥800、天ぷら盛り合わせ（えび2匹、野菜5種）¥1,500、黒毛和牛昆布締め¥1,800、レタス巻き¥800、日替わりデザート¥800、日本酒（東北と九州の純米酒中心）¥800〜1,200、生ビール¥700
