最高級の食材を追い求め、本物を知る大人のための居酒屋として知られる「田中田」の、海鮮食堂「魚忠」。食堂といえば、メインディッシュにご飯と味噌汁、小鉢がつく「定食」を出す、日本でもっとも一般的な食事スタイルの店がゆえ、各店のクオリティや趣向の違いは明確だ。ここ魚忠は、魚介の仕入れは、午前と午後の一日二回。白飯は、常に炊きたてを提供できるよう、国産米を小さな釜でなんども炊き上げる(おかわり自由)。田中田仕込みの食材や調理に対する安心のこだわりに加え、一人でも家族でも使いやすいようにまとめられた和風モダンのインテリア、テキパキとフロアを仕切る女性スタッフのサービスなど、すべてが”きちんと”している魚忠。何を食べてもハズレはないが、一押しはカンパチ、サーモン、鯛、生うに、いくら、マグロ赤身、卵焼き、オクラが入った「贅沢丼」。自家製の胡麻醤油にワサビをといて上から回しかけていただこう。一日中全メニューをオーダーできるので、遅いランチや早いディナーなど使い勝手もいい。福岡で海鮮が食べられる食堂として覚えておきたい。
メニュー(税込):
魚忠丼¥1,980(ハーフ¥1,580)、刺身ミックス¥1,280、天ぷら刺身膳¥1,850、生うにイクラ丼¥2,980、生ビール¥580、日本酒¥620〜
・外国語メニュー:なし
・カード利用:不可
・予約:不可
・禁煙
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn226, October 2017)