暦の上で春の訪れを意味する「立春」あたりから、福岡では梅の花が咲き始めます。赤や白、ピンク色など、小粒で愛らしく芳しい香の花を咲かせる梅は、福岡の県花でもあります。Fukuoka Nowでは、太宰府天満宮の飛梅をはじめ、舞鶴公園の梅園など、古くから人々に親しまれる場所をはじめ、様々なロケーションの梅の名所を26件をピックアップしました。
昨年(2022)の福岡での梅の花の開花は1月23日(福岡管区気象台)。毎年2月中旬から見頃を迎え、3月上旬まで観梅できるところが多いようです。
福岡の梅の花鑑賞スポット
・福岡市近郊(7カ所)
・筑後エリア(9カ所)
・筑豊エリア(5カ所)
・北九州エリア(5カ所)
福岡市近郊(7カ所)
舞鶴公園
天神からも徒歩圏にある舞鶴公園。毎年2月頃になると公園内にある梅園の多様な梅が花開き、人々が散歩や写真撮影を楽しむようになる。2月中旬以降の晴れた日には、もうせん(赤色の敷物)を敷いたベンチが設置されるので、ゆっくり座って観梅を楽しめる。

Photograph provided by Fukuoka City.

Photograph provided by Fukuoka City.
・見頃:2月中旬~3月上旬
・約270本(35種類 / 梅園に咲く梅一覧)
・福岡市中央区城内1
・地下鉄空港線「赤坂駅」または「大濠公園駅」より徒歩約8分
・https://www.midorimachi.jp/maiduru/
・https://www.instagram.com/maidurupark/
Kyushu Live – Plum Blossoms & Flea Market in Fukuoka / 福岡城跡 舞鶴公園の梅園(2022年2月20日配信)
https://youtu.be/XqsL_WmLbFY
大濠公園 日本庭園
都心部で四季折々の自然美を垣間みることができる福岡市民のオアシス、大濠公園。隣接する日本庭園には、桃や紅色の花を咲かせる3本の梅の木がある。端正に整えられた庭で見る梅の花は、松の葉の緑も加わり春を感じる雅な風景だ。毎月第3火曜10:00から、庭園内の茶会館で抹茶とお茶菓子の提供(¥500、お茶菓子がなくなり次第終了)が行われる。
・見頃:2月中旬〜3月上旬
・3本
・開園時間:9:00〜17:00(最終入園16:45)
・休園:月曜(祝日の場合は翌日)
・入園料:¥250、15歳未満¥120
・福岡市中央区大濠公園1
・https://ohoriteien.jp/
・https://www.instagram.com/ohoriteien/
油山市民の森
家族連れにもおすすめの自然豊かな油山市民の森。管理事務所から徒歩5分ほどにある梅園では、約330本の梅の花が例年2月中旬からに見頃を迎える。油山の山頂には、福岡市街地を一望できる展望台もある。
・見頃:2月上旬~2月中旬
・約330本
・福岡市南区桧原855-4(園内PDFマップ)
・博多駅、天神よりバスで「油山団地口」バス停下車、管理事務所まで徒歩約1時間(4km)
・http://www.shimi-mori.com/
・https://twitter.com/aburayama_mori
太宰府天満宮
梅の名所として親しまれる太宰府天満宮。境内には約6,000本の白梅・紅梅が咲き誇る。太宰府天満宮のご祭神・菅原道真公を慕い、京都から一夜にして飛んできたという御神木「飛梅」が由縁で太宰府天満宮の神紋には梅が使われている。参道にはお茶屋や土産屋も複数あり、名物の「梅ヶ枝餅」を片手に散策するのも楽しい。
・見頃:2月中旬〜3月中旬
・約6,000本
・福岡県太宰府市宰府4-7-1
・西鉄電車「太宰府駅」から徒歩約約5分
・http://www.dazaifutenmangu.or.jp/
・https://www.instagram.com/dazaifutenmangu.official/
小富士梅林
糸島富士と呼ばれて地元で親しまれる可也山の南側山麓に広がる梅の名所。江戸時代に飢饉をしのぐため植えられた古木1000本と、戦後農家の収益のために植えられた2000本の梅の木、計3000本をなだらかな斜面を散策しながら鑑賞できる。また、眼下に広がる船越湾(通称:加布里湾)との景色も楽しむことができる。
・見頃:2月中旬~3月上旬
・約3,000本
・福岡県糸島市志摩小富士 可也山南側山麓
・西九州自動車道「前原IC」より車で13分、JR筑肥線「筑前前原駅(北口)」から芥屋線「小富士バス停」下車、徒歩約10分
・https://kanko-itoshima.jp/spot/kofujibairin/
平尾山荘
福岡市の文化財指定の平尾山荘。周囲には約100本の梅の木があり、閑静な住宅街の中で芳しい香りを放つ。草庵は内部を見学することもできる。(9:00〜17:00)
Fukuoka Topics – 野村望東尼が暮らした平尾山荘
https://www.fukuoka-now.com/ja/botoni-nomura-female-poet-of-the-late-edo-era/
・見頃:2月上旬~3月上旬
・約100本
・福岡市中央区平尾5-2-28
・西鉄「平尾駅」から徒歩約13分
・http://bunkazai.city.fukuoka.lg.jp/cultural_properties/detail/item_id:101547
鎮国寺
・見頃:12月中旬~2月上旬
・約20本
・福岡県宗像市吉田966
・西鉄バス「宗像大社前」下車、徒歩約15分
・http://chinkokuji.or.jp/
・https://bit.ly/3iK0QDC
筑後エリア(9カ所)
石橋文化センター
久留米市の友好都市、中国の合肥市より贈られた「春梅」をはじめ、紅白140本程の梅が咲き誇る。図書館や美術館、音楽ホールなどを備える複合文化施設の広い敷地内には、梅園と梅並木があり、見頃を迎える2月中旬から3月上旬は、甘い香りが辺りに漂う。梅まつりが2月11日〜3月5日に開催され、カフェや売店で梅をテーマにした定食やケーキ、テイクアウトショップにて梅ヶ枝餅などが販売される。また、今年から祭り期間の土曜限定で白鳥の池周辺の梅の木がライトアップされる。(17:00〜20:00)
・見頃:2月中旬~3月上旬
・約140本
・ライトアップ:2023年2月18日(土)、25日(土)、3月4日(土)17:00~20:00
・福岡県久留米市野中町1015
・西鉄大牟田線「久留米駅」より徒歩10分
・https://www.ishibashi-bunka.jp/event/ume2023/
・https://www.instagram.com/ishibashi_cultural_center/
宮ノ陣神社
1359年に「大原の合戦(筑後川の戦い)」が繰り広げられた際に、皇子がこの地に陣を張ったことから「宮様の陣」の地名が付いたといわれる宮の陣。その戦いの際に、手植えされた梅の木由来の「将軍梅」は、久留米市指定天然物で久留米市内最大級の梅の木として今も花を咲かせる。
・見頃:2月中旬~3月上旬(将軍梅:3月上旬)
・約100本、将軍梅約7本
・福岡県久留米市宮ノ陣5-12
・西鉄大牟田線「宮ノ陣」駅より徒歩10分
・https://welcome-kurume.com/season/season_03.html
梅林寺外苑
JR久留米駅のすぐ裏手、筑後川べりの丘にある梅林寺。筑後川沿いの一角は、人々が集う公園として開放されており、紅梅や白梅、臥龍梅など約30品種500本の梅の花が咲き誇る。
Kurume Bureau of Tourism and International Exchange Photo Gallery
・見頃:2月中旬~3月上旬
・約500本
・福岡県久留米市京町209
・JR「久留米駅」より徒歩5分
・https://welcome-kurume.com/season/season_03.html
屋部地蔵公園

提供:(一社)うきは観光みらいづくり公社
・見頃:2月中旬~3月上旬
・約300本
・福岡県うきは市吉井町屋部583-11
・大分自動車道「朝倉IC」より車で20分、西鉄バス「屋部」下車、徒歩11分
・https://ukihalove.jp/contents/yabejizoukouen/
梅の木街道
・見頃:2月中旬~3月上旬
・約180本
・福岡県柳川市七ツ家
・西鉄大牟田線「柳川駅」から西鉄バス「農業倉庫前」下車、徒歩約14分
・https://bit.ly/3QKkSKB
谷川梅林
九州有数の梅の産地として知られる八女市立花町にある「谷川梅林」。80ヘクタールの広大な敷地に、手入れの行き届いた約2万本の梅の木は、花の時期になると一般公開される。2023年の一般公開は2月18〜26日の土日祝。期間中は、八女市役所立花支所から観梅会会場付近までのシャトルバス(片道¥100)が10〜15分間隔で運行する。
・見頃:2月中旬~3月上旬
・約20,000本
・夢たちばな観梅会:2023年2月18日(土)、2月19日(日)、2月23日(木祝)、2月25日(土)、2月26日(日)10:00〜16:00
・福岡県八女市立花町谷川1742(観梅会時期以外は立ち入り不可)
・シャトルバス(八女市役所立花支所〜観梅会会場付近)片道¥100
・https://bit.ly/3j3q3sH
普光寺(ふこうじ)の臥龍梅(がりゅうばい)
・見頃:2月中旬~3月上旬
・約200本
・入園:10:00〜15:00
・福岡県大牟田市今山2538
・JR「大牟田駅」より西鉄バス「普光寺」下車徒歩5分
・https://www.sekoia.org/topic.php?no=998
水田天満宮
・見頃:2月上旬~2月下旬
・約50本
・福岡県筑後市水田62-1
・JR「羽犬塚駅」より徒歩20分
・https://www.mizuta-koinoki.jp/mizuta/
筑豊エリア(5カ所)
綱敷天満宮
菅原道真公が大宰府に配流された際に、船が難破し漂着。その時に地元の人々が船の綱を円座に敷いて道真公を迎えたという言い伝えがある「綱敷天満宮」。境内には菅原道真公にちなみ約1,000本の梅の木が植えられ、梅まつりが毎年開催されている。しいだ梅祭り:2023年2月10日(金)〜3月10日(金)
・見頃:2月中旬~3月上旬
・約1,000本
・福岡県築上郡築上町高塚794-2
・JR日豊本線「椎田駅」より徒歩15分
・https://www.town.chikujo.fukuoka.jp/s036/020/030/010/090/umematsuri.html
嘉麻市梅林公園
観梅期間中(2月中旬〜3月)は、公園内の売店でうどんや梅干し、梅の餅などの販売がある。
・見頃:2月中旬~3月中旬
・約400本
・福岡県嘉麻市下山田328-1
・西鉄バス「下山田小学校前」バス停より徒歩13分
・https://bit.ly/3WfMkBh
神宮院・高座石寺
・見頃:2月中旬~3月頃
・約800本
・福岡県田川郡香春町香春22
・JR日田彦山線「香春駅」より徒歩25分、西鉄バス「神宮」より徒歩10分
・https://bit.ly/3cDUfFa
天地山公園
・見頃:2月上旬~3月中旬
・約160本
・開園時間:9:00〜17:00(1/2〜2/28)、9:00〜18:00(3/1〜6/30)
・福岡県豊前市大字大村1140-1
・東九州自動車道「豊前IC」より車で5分
・http://www.buzen-kk.jp/nature_ume.html
八木山花木園
・見頃:2月中旬~3月上旬
・約840本
・福岡県飯塚市八木山1310-46
・九州自動車道「福岡IC」より国道201号経由約25分
・http://kankou-iizuka.jp/topic_30/
北九州エリア(5カ所)
三岳梅林公園
10,000㎡の園内には約350本の紅梅・白梅が咲く。
Photo by 北九州市観光情報サイト
・見頃:2月中旬~3月上旬
・約350本
・福岡県北九州市小倉南区辻三
・西鉄バス「中谷」よりタクシー約15分 / 徒歩約1時間(約4.4km)
・http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kensetu/file_0212.html
花農丘公園(北九州市立総合農事センター)
・見頃:2月中旬〜3月上旬
・16品種、約170本
・開園時間:9:00〜17:00
・福岡県北九州市小倉南区横代東町1-6-1
・西鉄バス「農事センター前」下車、徒歩1分 / JR日豊本線「安部山公園駅」下車、徒歩15分
・https://k-nouji.com/see
・https://www.instagram.com/k_nouji/
仙凡荘
・見頃:2月中旬~3月上旬
・約1,000本
・開園時間:9:00〜17:00
・福岡県北九州市若松区大字小石
・市営バス「迫田」下車、徒歩約20分 / 西鉄バス「小石本村」下車、徒歩約20分
・https://www.gururich-kitaq.com/spot/senbonsou
白木谷梅林
・見頃:2月中旬〜3月上旬
・約500本
・福岡県北九州市八幡西区畑
・JR黒崎駅から西鉄バスで「新石坂」下車、徒歩約40分(約3km)
・https://www.city.kitakyushu.lg.jp/kensetu/file_0227.html
梅安天満宮
・見頃:2月中旬〜3月上旬
・約300本
・福岡県中間市中央1-42
・JR中間駅から徒歩20分
・https://goraifuku.jp/spots/detail/76
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注意:掲載情報は2023年1月24日時点のものです。これらの料金・条件等が主催者によって変更される場合がございますので、変更等にお気づきの際にはフクオカ・ナウまでご連絡ください。