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離島も焼酎蔵も観光列車も!2泊3日で行く春の九州満喫プラン in 鹿児島

かな自然に恵まれた土地で、人々が暮らす穏やかな景色に溢れる九州。各地は新幹線や高速道路で繋がり、離島も数多く存在するため、ふらりと旅するに最適な土地です。
花々が咲き、新芽が芽吹く爽やかなこれからの季節に、インターナショナルなFukuoka Now読者のみなさんにお勧めしたい、九州らしさを堪能する旅をFukuoka Now編集部にて考えてみました。

あんなに美しいのにまだあまり知られていない甑島(こしきしま)や、外輪山でのトレイルやサイクリング、キャンプができる火山湖、藺牟田(いむた)池、鹿児島名物・芋焼酎の蔵見学、もちろん地域の特産品もいただいて、最後は、海に沈む夕陽を眺めながら食事ができる観光列車で旅を締め括ります。

可能であれば1週間くらいかけてゆっくり巡りたいコースです。ぜひ余裕を作って島での滞在時間を増やしてお楽しみください。Have a nice trip!!

旅程はページ下部にあります
今回の訪問地に関する情報一覧

向かうは甑島!

鹿児島県の西の沖合45km程に位置する甑(こしき)列島。上甑島、中甑島、下甑島の3つの有人島と小さな無人島からなる甑島。昨年8月に下甑島と中甑島の間に「甑大橋(1,533m)」が開通して全島が繋がったため、ドライブやツーリングに最適な島になりました。

博多駅からは新幹線で1時間強。九州新幹線の南の終点の一つ手前「川内(せんだい)」駅で下車し、フェリー乗り場のある港までシャトルバスで向かいます。

海と島と青空!これがあるだけで、旅気分は盛り上がります。予め依頼しておけば、レンタカー会社のスタッフが港まで迎えに来てくれます。

レンタカーを借りたら、甑島でも人気の寿司店へランチへ。
黒マグロやヒラメの養殖も盛んな甑島。黒マグロの赤身にトロの刺身や握りに、鯛やカンパチなど旬の鮮魚は抜群に美味い!

お腹を満たしたら、下甑島まで景勝地を巡りながらドライブ。もちろん、甑大橋も渡ります。

ドライブで立ち寄りたい景勝地;
長目の浜展望所
長さ4kmに渡って続く砂州を一望でき、遊歩道(片道300m程の坂)を降りるとビーチを歩くこともできます。

鳥の巣山展望所
甑大橋を渡って下甑島に着いたらすぐにある、甑大橋を眺めるに最高の場所。展望所から階段を降りると荒々しい岩肌や断崖に触れられる小さな浜にでます。

木の口展望所
中甑島の南側に位置し、甑大橋と下甑島を眺望できます。

宿泊は、昨年11月に完成したばかりのこちらの施設。海が目の前、里港まで徒歩10分。調理用品が揃うミニキッチンに洗濯機も備え付けで、暮らすように滞在できるniclass(ニクラス)甑島。波音を聴きながらプライベートの屋外バスタブで星空を眺める、なんてことだって可能です。

月曜と金曜の朝に滞在できるのであれば、ちょっと早起きして豆腐づくりを見学し、出来立ての豆乳で目覚めるのもおすすめです。豆腐工房がある山下商店の近くには、武家屋敷跡や、島らしい作りの家々が立ち並ぶので、散策もお忘れなく。

そして!甑島に来たなら一度は体験して欲しい「断崖クルーズ」。全長23m、定員28名、最大出力800馬力の高速ディーゼルエンジン2基を備えた観光船「かのこ」で、巨石や奇石を形成する約8000万年前の古い地層や、甑大明神を巡る1時間のクルーズは迫力満点。ドライブで巡った場所を、海上から見上げるとまた違って見えます。

帰りは高速船で川内港へ。夜は次の日に備えて、駅やレンタカーショップが近いホテルが便利。夜ご飯は、鹿児島名物の黒豚料理(とんかつ、鍋、しゃぶしゃぶ等、好みで店を選ぼう)をぜひ楽しんで。

朝早くにチェックアウト。レンタカーを借りて美しい山里方面に向かいます。
車を30分程走らせると、鹿児島三大武家屋敷群の1つである入来麓武家屋敷群に到着。
→ Tips!! これから先はショップや飲食店の数がぐんと減るので、川内駅周辺からこの辺りまでに、ランチを買っておこう。

入来麓武家屋敷群(いりきふもとぶけやしきぐん)
薩摩藩随一の山城であった清色城を中心に、玉石垣の整然とした区画が残る入来麓武家屋敷群。現在の町並みは江戸期に出来たもので、ほとんどの屋敷跡には現代の民家が建ちますが、門から敷地をのぞくと玄関までの折れ曲がったアプローチや石倉など、当時の面影をしのぶことができます。

エリア内にある、立派な茅葺き屋根が特徴の国有形文化財の旧増田家住宅(鹿児島県薩摩川内市入来町浦之名77)では、中を見学することもでき、明治初期の暮らしを今に伝えます。

そして、鹿児島といえば焼酎!ここ薩摩に伝わったサツマイモを原料とする蒸留酒、芋焼酎を作る祁答院蒸溜所(けどういんじょうりゅうしょ)では、15分程の蔵見学ができます。美しい里山の中にあるこの蔵は、木桶を使ってもろみを発酵させ、木樽で蒸留、洞窟で貯蔵する日本で唯一の製法にこだわる焼酎蔵として2007年から製造を開始。1902年に甑島で創業した「青潮(あおしお)」を銘柄にもつ焼酎蔵が前身で、製造法にこだわる「野海棠(のかいどう)」が代表銘柄です。周辺の美しい環境も魅力の一つ。

蔵見学が終わる頃にはちょうどお昼時。持参したランチを持って、藺牟田池県立自然公園に向かいましょう。春は桜、秋は紅葉がとても美しいこの自然公園では、周囲3.3km程の火山湖、藺牟田池(いむたいけ)をレンタサイクルで周遊できます。池の北西にはラムサール条約に登録される湿原が広がり、泥炭の堆積物で形成された浮島が点在するなど、豊かな自然の景色を間近で楽しむことができます。

この藺牟田池を囲む飯盛山や愛宕山など外輪山は、一つの山を散策するのに約1時間、外輪山をつなぐ約6km、累積標高650m程の周遊コースは、歩いて5時間程、走るトレイルコースとしても人気があります。

途中、ロードサイドには果物店も複数立ち並ぶ。地域の旬の果物を求めるのもいい。

そして!クライマックスは、川内駅から出水駅までを結ぶ観光列車、おれんじ食堂でトレインクルーズを楽しみます。九州の西海岸を走るローカル列車、おれんじ鉄道の食事付きコースは、モーニングやランチ、サンセットと時間帯によって選ぶことができます。中でも名前の通り、列車内がオレンジ色に染まるサンセットコースがおすすめです。

途中下車してビーチを歩いたり、デザインされた駅舎を見学したり。刻々と変化する夕暮れ時の美しいひと時を、地元シェフが監修するコース仕立ての食事と一緒に楽しむことができる観光列車。フレンドリーな乗務員のサービスも、旅気分を盛り上げてくれます。
(今回記載の時間は冬ダイヤ。夕日の時間に合わせてダイヤは変更されます。)

自宅で旅の余韻を楽しむお土産

・衝撃的な名前の薩摩川内名物「ちんこ団子」。鹿児島弁の「小さい」を意味する「ちんか」団子からそう呼ばれるようになったなど、諸説あり。

・もち米とあんこ、砂糖を練って団子にしたものを、庭木にも使われるけせん(シナモン)の葉っぱで挟んで蒸した郷土菓子、けせん団子。素朴な味わいです。

・地元の人に愛されている餅菓子、あくまき。もち米を竹の皮で包んで灰汁(あく)で煮て作る保存食。飴色に色づいた餅米は、米粒がなくなりモチモチぷよぷよとした食感。きなこや砂糖、黒蜜をまぶして食べます。

・名前の通り、鹿児島名物のさつま揚げ。魚肉のすり身を油であげた料理で、サツマイモと同じく、中国から琉球に伝わり、薩摩を経由して全国に広がったと言われることからこの名がつく。魚が豊富な甑島はもちろん、鹿児島各地で自慢のさつま揚げがある。

<旅程>

島と里山でリフレッシュ。

1日目:
・08:39発 博多駅(乗車時間1:23 / 指定席¥9,240)
・10:02着 川内駅
・10:15発 シャトルバス(¥150):川内駅 2番乗り場
・10:49着 串木野新港
・11:20発 フェリー:串木野新港
・12:35着 レンタカー
・13:00 ランチ(甑島内で新鮮な魚介を使った鮨でも!)
観光:長目の浜、甑大橋、下甑島
・17:00 チェックイン:niclass甑島

2日目:
・06:30〜7:00 とうふ工房見学:豆乳の試飲、濃厚よせとうふの試食
・07:30〜
・11:00 チェックアウト
・11:50~12:50 断崖クルージング
・13:00 ランチ
・14:00〜16:00 周辺散策、レンタサイクル(里地区散策)
・16:30発 里港(高速船)
・17:20着 川内港
・18:00 チェックイン(川内駅近くが便利)

3日目
・09:00 チェックアウト
・レンタカー(ランチは入来くらいまでに購入を済ませて。)
・09:30〜11:00 入来麓武家屋敷群
・11:30〜12:00 焼酎蔵見学:祁答院蒸溜所
・12:10〜14:50 藺牟田池県立自然公園(川内駅まで車で40分)
・15:30 レンタカー返却(川内駅周辺)
・16:30発 川内駅(おれんじ鉄道サンセット¥9,000)
・18:16着 出水駅
・18:31発 出水駅(乗車時間1:11 / 指定席¥8,470)
・19:42着 博多駅

甑島へのアクセス

高速船(最短40分)orフェリー(最短75分)のいずれかで甑島まで渡ることができる。発着の港が異なるが、それぞれ川内駅から発着時間に合わせたシャトルバスが運行している。
https://www.koshikisho.co.jp/

高速船(予約可能)
川内港ターミナル(川内駅からシャトルバスで約25分 / ¥150)
鹿児島県薩摩川内市港町京泊6131-23
電話:0996-41-5100
料金:片道¥3,440(串木野~甑島各港)

フェリー(自動車航送の場合は要予約)
串木野新港(川内駅からシャトルバスで約35分 / ¥150)
鹿児島県いちき串木野市西薩町12
電話:0996-32-6458
料金:片道¥2,340(串木野~甑島各港)

レンタカーとんぼろ
https://tombolo-rentalcar.jp/
事前予約で港までの送迎可能

レンタサイクル:こしきサイクル
https://peraichi.com/landing_pages/view/koshikicycle
事前予約で港までの送迎可能

断崖クルージング:観光船かのこ
出航は10:20、11:50、14:00発の1日3便、1時間のツアークルーズ。
鹿児島県薩摩川内市上甑町中甑481-1
09969-2-1150(甑幸葉海業)
料金:¥2,500

宿泊:Niclass(ニクラス)
鹿児島県薩摩川内市里町里3312
要予約:info@island-ecs.jp
料金(税込):¥11,000〜¥14,000 / ひとり

寿し膳かのこ
甑島で養殖される黒まぐろと、季節の鮮魚を使った寿司ランチ(¥2,000)。
鹿児島県薩摩川内市上甑町中甑786
電話:09969-2-0023(要予約)

山下商店での朝とうふ体験
とうふ工房の見学、出来立て豆乳の試飲、あたたかい濃厚よせとうふの試食体験など
鹿児島県薩摩川内市里町里54
https://www.facebook.com/yamashita.st
時間:6:45〜7:15(月曜と金曜の朝のみ)
予約:09969-3-2212 / info@island-ecs.jp
体験料(税込):¥1,000

焼酎蔵見学:祁答院蒸溜所
鹿児島県薩摩川内市祁答院町藺牟田2728-1
https://www.imoshochu.com/imuta/
電話:0996-31-8115

観光列車:おれんじ食堂
https://www.hs-orange.com/kankou/
電話:0996-63-6861
運行:金・土・日・祝日
料金(税込):¥9,000(サンセットコース / 要予約)
出水駅17:40発→新八代駅19:07着(2021年4月1日~2021年8月31日)

観光地:藺牟田池県立自然公園
鹿児島県薩摩川内市祁答院町藺牟田1999-2
レンタサイクルは公園内にある祁答院生態系保存資料施設「アクアイム」隣の2軒で貸し出し(1台¥400)。

上甑島の里港周辺を散策したKyushu Live(動画)では、九州の離島らしい民家が立ち並ぶまち並みや、武家屋敷群など、夕暮れ時の甑島の様子をご覧いただけます。

 

Category
Travel
Activity
Things To Do
Kagoshima Prefecture
Published: Mar 26, 2021 / Last Updated: Apr 16, 2021

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