スンクジラとは鹿児島弁で”端っこ、隅っこ”という意味。店内には鹿児島出身の店主、柳園和樹さんが「ちゃんと美味しいものをちゃんと提供したい」という強いこだわりを持って集めた本格焼酎が約460種類、目の前に背面棚にずらりと並ぶ。産地の割合は鹿児島、宮崎、その他の県が7:2:1で、芋焼酎をはじめ米、麦などのほかにも、ピーマンやかぼちゃ、紫蘇の焼酎といった変わり種も揃う。カウンター5席、4人用座敷が1つというこじんまりした店内は、まるで友人宅のように落ち着く雰囲気。フレンドリーな店主に各焼酎のおすすめの飲み方を尋ねたり、焼酎うんちくを聞きたい人はカウンター席がいいだろう。奥さんの美千代さんもカウンターに立つので、店主・柳園夫婦との賑やかな会話も居心地がいい。2軒目、3軒目にやってくるお客さんが多いというが、近隣にある仲良しのバルや沖縄料理屋さんからのフードデリバリーも可能なのがありがたい。店の”スンクジラ”にいても寛げるお店なのだ。
メニュー:
本格焼酎¥580~¥980、日本酒¥680〜¥980、フードその他680円~, チャージ:¥500
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn217, Jan. 2017)