多くのファンに惜しまれつつ屋台を閉じた後、現在の奈良屋町に実店舗としてオープンを果たした「かじしか」。業態変更後もその人気は衰えることなく、楽しげな客で賑わう店の光景はすっかり界隈のシンボルとなりつつある。地元っ子はもちろん、遠方からのリピーターなど、人々を引きつけ続けるメニューは、ネタケースの中に色鮮やかに並ぶ名物の野菜串や新鮮な魚介、そしてフルーツ串などのオリジナリティー溢れる自慢の品々。屋台では規制上出せなかった刺身も、今では驚くほどリーズナブルに楽しむことができる。メニューに迷ったら、3,000円のおまかせコース(刺盛り、フルーツサラダ、肉味噌ピーマン、魚ロッケ、串6本程度)がおすすめ。仕入れや季節によって内容は変わるものの、その日一番の美味しいネタで満足させてくれる。「海外からのお客さんにもたっぷり楽しんでいただきたいので、食べられないものとお腹の空き具合だけ教えてください。博多の美味しい食材でおもてなしします!」と小大将の下村克彦さん(大将は娘の和代さん)。屋台時代から変わらない気さくなスタッフのサービスに惹かれ、今日も店は活気に溢れている。
メニュー(税別):
おまかせコース¥3,000、刺盛り(7種類、写真は2人前)1人前¥1,500、博多和牛のすき焼き串¥680、ねぎ巻き¥230、ぶどう巻¥200、レタス明太チーズ巻き¥320、フルーツサラダ(甘夏ドレッシング)¥800、肉味噌ピーマン¥400、ラーメン¥390、生ビール¥650、梅酒¥480
※2019年10月1日以降、消費税率変更に伴い価格の変更がある場合があります。
・外国語メニュー:無
・カード:利用可
・予約:可
・喫煙
Originally published in Fukuoka Now Magazine (fn247, Jul. 2019)