福岡の地で現代アートシーンを支え続ける福岡アジア美術トリエンナーレ。記念すべき4回目を迎える今年は、来福して間もない若きアジア人アーティスト、ティエンが注目をあびている。観衆の目を引こうとする多くの現代アートの中において、彼の作品は見る人に与えるものがあるという点でも人を惹き付けながら、『Fukuoka Really Really Free Market』という試みも中心となって行っている。「代価を一切求めないマーケットを実地することでグローバリズムや貨幣経済偏重主義に対して考え直すきっかけをつくり、そして新たなシステムを作り出すことで別の価値観や活力を見出そうとする目的があるんだ。すでに沢山の福岡の人々がこのプロジェクトに興味を示しているよ。」と目を輝かせて話すティエン。この試みを福岡という街がどう解釈していくのかも楽しみだという彼。アートを通じて社会活動に関わること、これが真のグローバリゼーションなのかも。興味がある方はwebサイトをチェックしてね。http://server-foundation.org/frrfm
シンガポール
アーティスト、学芸員
5カ月
Originally published in Fukuoka Now magazine (fn129, Sep. 2009)