新緑が美しい2022年5月14日に、けやき通りから一本入った場所に、フランス菓子店がオープンした。
フランスのパティスリーで働いていた頃、同僚からChichi（シシ）と呼ばれていたオーナーシェフの西嶋一力さんが手作りするフランスの焼き菓子を中心に、古くから伝わる伝統菓子や、地方のお菓子、パン、コンフィズリーなどが店頭に並ぶ。
大濠高校卒業後、エコール辻で食についてを学び、東京やフランスなど国内外のパティスリーにて経験を積んだ西嶋シェフ。シグネチャーは、リヨンのパティスリーで働いていた頃の思い出の味、ガレット・プラリーヌ。アーモンドをコーティングしたフランスの砂糖菓子、プラリーヌを、発酵バターを使ったブリオッシュにトッピングした、日本ではまだ珍しいお菓子だ。
このピンクに色付けされたプラリーヌ・ロゼ（薔薇を意味するピンク色）は、リヨンの名物でもあり、カリッとした歯ごたえとふんわりしたブリオッシュのコンビネーションは、見かけの華やかさと異なり素朴な味わい。
オープン直後の5月14〜15日の二日間は、セット商品（焼き菓子セット、生菓子セット ¥1,000〜）の販売のみだが、休みをはさんで5月18日から通常営業が始まる。
